聖路加国際病院

St Luke's International Hospital

形成外科

形成外科のお知らせ

  • 読み込み中

形成外科で診る「手の外科」

手は生活に欠かせない機能を持ちます。しかし、手の不調を感じた時に「使えないほどではないので我慢していた」「どこに相談すればいいかわからない」「受診したがはっきりしなかった」と経過を見ているだけの患者様は多くいらっしゃいます。
 当院形成外科では手外科専門医が手の不調・悩みについて診察いたします。よく経験される症状をお聞きし、どのような疾患・病態が生じているのか、診断、治療してまいります。

よく聞かれるQ&A(疾患編)

手指の痛みについて

「手指の節々が痛みます」「いつも同じところが痛みます」

手指の痛みを起こす原因は、怪我(外傷・骨折)、炎症(ばね指・腱鞘炎・関節炎)、腫瘍(神経腫・グロムス腫瘍)、変性疾患(ヘバーデン結節・母指CM関節症)、全身疾患(関節リウマチ・痛風)、神経障害、血行障害など数多く存在します。問診と各種検査で原因を推定し、症状の緩和・消失に向けた治療をご提示・実践します。

*提示した疾患はほんの一例です

手指の形について(痛みの有無に関わらず)

「関節が変形してきた」「形が左右で違う」「突出がある」

手指に変形を起こす原因には、外傷、変形性関節症(ヘバーデン結節・ ブシャール結節・関節リウマチ)、骨・軟部腫瘍(ガングリオン・巨細胞腫、海綿状血管腫)、デュピュイトラン拘縮 )など多く挙げられます。
手は常に人の目にさらされる部位です。手の機能が重要であることは言うまでもありませんが、整容を蔑ろにはできません。機能と整容の両立を目指す治療をご提示するよう心掛けております。 他院で消極的であった治療も、十分な説明の上、手掛けております。

手指のこわばり

「起床時こわばる、すぐ直るけどね」「動かし始めが引っかかる」
「この違和感がこわばりかしら?」

こわばりを呈する病気に、腱鞘炎(ばね指・ドケルバン病など)、初期の変形性関節症(関節リウマチ・へバーデン結節など)、神経圧迫による手根管症候群などが挙げられます。
すごく痛いわけでも、全然動かないわけでもない「こわばり」。自覚すると気になる症状の一つです。症状緩和の手立てがありますので、お気軽にご受診下さい。

手指の痺れ・動きの悪さ

「朝、手の痺れで目が覚める」「指に力が入らない」
「指が伸びない」「手のある部分だけ痺れてる」

手指の痺れ、動きの悪さの原因で最も多いのが神経の病気です。代表的なものには神経が圧迫されて起こる手根管症候群、肘部管症候群などがあります。ほかに腫瘍や骨による神経への直接圧迫や血行障害でも同じような症状が生じます。また、頚椎症、脳外科疾患など手外科以外の疾患が関与することもあります。まずは原因究明を目指し、治療につなげます。

手にはたくさんの症状があり、同じ疾患でも人によっては症状がことなることもあります。先天性のものから加齢にともなっておこる変形性関節症もあり、若い方々ではスポーツやケガによる骨折や腱鞘炎が問題となります。日本手外科学会のホームページで代表的な手外科疾患の症状などが載っていますので参照とされてください。この中で出てきた疾患については次ページに転用掲載しております。

各疾患の説明は以下の項目から参照されてください。
各疾患後に記載のあるURLは日本手外科学会のHPにある代表的な手外科疾患から転用しており、説明文で出てきた順番で掲載しています。

形成外科は先天異常の疾患も治療しています。

手外科は形成外科・整形外科・脳外科・神経内科・皮膚科・麻酔科といった多岐にわたる知識・経験が必要な診療科です。
未だ専門医が少なく、受診機会が少ないと思われますが、当院形成外科には2名の手外科専門医が常勤しており、当院は手外科学会の認定施設でもあります。どうぞお気軽にご受診ください!!

トップへ