聖路加国際病院

St Luke's International Hospital

泌尿器科

泌尿器科のお知らせ

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ホルミウムレーザー前立腺肥大核出術
(Holmium-Laser Enucleation of the Prostate: HoLEP)

加齢とともに進行することの多い前立腺肥大の中でも、薬による治療が無効な場合や尿閉(尿が出なくなってしまう状態)の原因となるような重症の前立腺肥大症に対し手術療法をお勧めいたします。(重症度分類は、前立腺の大きさや自覚症状、排尿流量・残尿などの指標により総合的に分類されますが、前立腺の大きさは重要な項目で、50g以上あれば要注意です。)

当科では前立腺肥大に対し、主としてホルミウムレーザー前立腺肥大核出術(HoLEP)による内視鏡手術を行っております。HoLEPは従来の標準手術法とされる経尿道的前立腺切除術(TURP)に対し、下記のようないくつかの利点を持つため、2006年に導入以来、当科ではほとんどの前立腺肥大手術はHoLEPで行われております。

主な利点として

  1. 切除でなく、核出(くりぬく)なので、前立腺の大きさに制限無く手術可能
  2. 出血が少なく、輸血のリスクが低い
  3. 手術中に使用する還流液が生理食塩水であり、TURPで問題となる低ナトリウム血症が起きない

などがあげられます。

当科では年間80-90例の手術が行われ、通算180例(2009/09現在)を経験しました。

手術後2日ほどカテーテルを留置し、カテーテル抜去翌日には退院となり、全入院期間は3泊4日が標準となります(経過により延長することがあります)。

術後は約2週間後に外来通院していただき、切除病理診断をお伝えし、その後の経過をお聞きします。以後、約3ヵ月毎に外来で経過を観察させて頂きます。

手術の詳細に関しては、外来担当医におたずねください。

肥大した前立腺の内線と外線の境目にホルミウム・ヤグレーザーを照射し、内線のみをくりぬくように核出します。

当科のHolepの手術概略を示す写真です。
前立腺腫を奥から手前に核出するのが特徴です(antegrade dissection)

Holepの手術概略

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