聖路加国際病院

St Luke's International Hospital

整形外科

整形外科のお知らせ

  • 読み込み中

整形外科で手術を受ける方へ

手術を受けるご本人やご家族が安心して入院生活を送れるように、以下に、入院前の準備から退院までの一連の流れをご理解いただけるよう説明させていただいております。ここでは入院および手術に関する基本的な情報のみ記載しておりますので、ご不明な点、何かご不安なことがありましたら、いつでも当院のスタッフにお声がけください。

手術を受ける日には飲食制限があります

  • 食事は手術当日午前0時(前日24時)までに済ませてください。
  • 手術当日午前6:00以降は飲水できません。
    - 内服薬は午前6:00までに服用してください。
    - 手術前に中止を指示されたお薬は服用しないでください。
    * 飲食制限が守られていない場合には、安全のため手術を延期することがあります。

入院時の持ち物チェックリスト

  • 寝巻き(パジャマ)
  • 着替え・靴下・ガウン
    * 手術の傷の観察やリハビリのために着脱が楽で動きやすいものをお勧めします。
  • かかとが覆われている滑らない履物(転倒防止のためスリッパはお控えください)
  • 洗面用具(歯磨き用品、石鹸・ボディソープ、シャンプー、リンス、ヘアブラシ、ひげそり)
  • タオル類:小タオル・浴用タオル・バスタオル
    * 差額病室には、タオル3枚セット、ボディソープ、シャンプー、リンスをご用意しています。
  • コップ・湯のみなど(割れにくいもの)
  • ティッシュペーパー
  • 常用薬(薬手帳)
  • 外来と入院係で渡された封筒
  • 書類一式(入院までに全て記入・署名・捺印し、入院後、看護師に提出してください)
    - 手術の同意書
    - 麻酔の同意書
    - 入院に際してお伺いしたいこと
  • お手元の貴重品(金銭、貴金属)は必要最低限としてください。

【入院までに】

手術の必要性やその内容について医師から説明があります。
手術を受けるのに必要な一般的な検査(血液検査、心電図、レントゲンなど)を外来で行います。

また外来看護師から入院に関するオリエンテーションと手続きに関する説明があります。

① 検査

  • 胸のレントゲン写真
  • 手術をする部位のレントゲン写真
  • 心電図
  • 採血(血液検査)
  • 医師の判断で追加の検査を行うことがあります(鼻腔培養、CT、MRI検査など)

② 手術・麻酔についての説明

  • 整形外科医師より手術の方法やリスクなどについて説明があります。
  • 麻酔科医師より麻酔の方法やリスクなどについて説明があります。
  • 内容について理解・納得したうえで同意書に署名し、入院時に必ずお持ちください。

③ 服用している薬などについて

  • 服用しているサプリメント、漢方、薬(内服・注射)は申告してください。
  • 種類によっては一定期間休止を要することがあります。
  • 最近、予防接種を受けた方、手術後に受ける予定の方は申告してください。

④ リハビリテーション

  • 術後に使用する装具を作成する場合があります(医師から指示があります)。

手術前日

① 食事

  • 飲食制限の詳細については麻酔科より指示があります。
  • 食事は24時(手術当日0時)までに済ませてください。
  • 手術当日午前0時から6時までは、水やお茶のみは飲んでも差し支えありません。
  • アルコールは禁止です。

② 入浴

  • シャワーまたは入浴をして身体を清潔にしてください。
  • 手術する部位の剃毛などはしないでください。

③ 薬

  • 薬や注射については麻酔医・薬剤師の指示に従ってください。

④ その他

  • 貴金属、マニキュア、ペディキュア、ネイルアートなどは全て外してください。
  • お化粧も手術までには落としてください。
  • 風邪を引いたり、体調を崩した場合は、早めに病院にご連絡ください。場合により手術を延期することがあります。

手術当日

① 手術室入室

  • 手術前日までに入院した方は、病棟担当看護師と一緒に手術室に行きます。
  • 手術当日入院の方は、病院より指示された時間と場所にお越しください。
    - 朝1番目の手術を指示された方は、午前8:00(厳守)までに中央手術室(本館4階)にお越しください。手術後に直接病室に移動し入院となります。
    - 入院してから手術を受ける方は、午前9:00に入院受付(本館1階⑦番)にお越しください。
  • 化粧は入室までに落とし、貴金属、義歯、コンタクトを外します。
  • ネームバンドを装着します。
  • 指定の手術着と下着に着替えます。
  • 手術の同意書、麻酔の同意書、その他(輸血など)の同意書をお持ちください。
  • 手術の順番、種類によっては、手術前に点滴や必要な処置をすることがあります。
  • ご家族は手術室入口まで付き添うことができます。
  • 手術終了後に医師よりご家族へ手術の説明があります。ご家族は術前に指定された場所(病室あるいは4階ロビー)でお待ちください。

② 手術後

  • 手術終了後に、麻酔覚醒状態、痛みの状態を確認します。
  • 病棟看護師が手術室に迎えに行き、ベッドで病室に戻ります。
  • 手術後は、①腕の点滴、②酸素マスク(または鼻のチューブ)、また必要に応じて、③ふくらはぎにフットポンプ(血栓予防のため)、④お小水(尿)の管などが装着されています。
  • 手術した部位には、ガーゼ・絆創膏、装具、ギプスなどが装着されます。手術の種類によっては血抜きの管(ドレーン)を装着することがあります。
  • 痛みに応じて、痛み止め(点滴、坐薬など)を使用します。
  • 目安として、帰室後2時間後から飲水可能、4時間後から軽食可能となります。

手術翌日

① 食事

  • 朝から通常の食事が開始されます。
  • 手術・麻酔の影響で嘔気・食欲不振などの症状が出ることがあります。

② 入浴

  • 手術の傷を保護してシャワーが許可されます。
  • ドレーンが留置されている場合、動ける範囲(安静度・体動)に制限がある場合には、看護師が体をタオルで拭くなどお手伝いします。

③ 排泄

  • 医師の許可により病室内のトイレを使用します。
  • 安静度に制限がある方は、ベッド上で、便器、尿器などを使用します。

④ 処置・検査

  • 手術部位の観察、ガーゼなどの交換を行います。
  • 必要に応じて採血、レントゲン検査などを行います。

⑤ リハビリテーション

  • 医師の指示により、理学療法士によるリハビリテーションを開始します。

入院中の生活

  • 入院中の生活については、入院後に病棟担当看護師より説明があります。
  • 食事の時間は、朝食8:00/昼食12:00/夕食18:00、消灯は、原則、21時です。
  • 病室内での携帯電話のご使用は可能です。1階救命救急センター、手術室、集中治療室、外来診察室、外来待合室、生理機能検査室、放射線検査室、腎センター内でのご使用はお控えください。
  • 院内で無線LANを利用したインターネット接続サービス(luke-wifi)を提供しています。詳細はお問い合わせください。
  • 手術の種類により安静度、リハビリテーション計画は異なりますので、医師・看護師の指示に従ってください。

退院時の支払いついて

  • 請求書の準備ができましたら、病棟の看護師よりお知らせいたします。会計の際は診察券をお持ちになり、入院会計(1階⑧番窓口)でお支払いください。クレジットカードもご利用になれます。
    ※保証金預り証、貴重品預かり証をお持ちの場合は必ずお持ちください。
    ※月が替わった際には、会計時に保険証をご提示ください。
    ※精算支払機はご利用になれません。
  • 医療費が高額になり法定自己負担限度額を超えた場合、その超えた分が払い戻しされる「高額療養費制度」があります。詳細は、お持ちの保険証に記載されている市区町村または健康保険組合にお問い合わせください。
    ※上限額は、年齢や所得によって異なります。
    ※入院時の食費負担や差額ベッド代等は含みません。
    東京都福祉保健局「高額療養費」
    厚生労働省「高額療養費制度を利用される皆さまへ」

退院後の生活

  • 退院後も手術の傷の観察、リハビリテーション、定期的な診察が必要です。
  • 退院時に外来予約、必要に応じてリハビリテーション予約、検査予約をおとりします。
  • 診断書、各種手続きに必要な書類(休学・休業、介護保険、身体障害者手帳など)については、「文書受付(本館1階⑨番窓口)」にお問い合わせください。
  • 入院中・退院後の生活の心配事(転院、医療費助成制度など)はソーシャルワーカーが相談に応じています。医療社会事業科(SSD)(本館1階⑯番窓口)にご相談ください。

トップへ