先輩メッセージ

先輩紹介

大倉さん

その人らしく生きることを全力でサポートしていきたい

大倉さん入職年 : 2016年所属 : NICU・GCU 新生児集中治療室

患者さんと家族の選択をチームで支える

入職当初、最初はわからないことばかりで患者さんである新生児に触れることも怖かったのを覚えています。部署の先輩方に一つ一つ教わりながら、勉強の毎日でした。子どもの病状も、家族の状況や不安もそれぞれ異なり、戸惑うこともありましたが、先輩の背中を見て多くのことを学びました。この一年間で特に大切だと感じたのは、病気や治療、そして患者さんとご家族の考えを考慮した上で、患者さんにとっての一番の選択を他職種とともに考え、支えていくこと、そして医療者が患者に対して常に努めるべきだということです。

大倉さん

「人生の始まり」に立ち会える

NICU・GCUでは、看護の対象は、話すことができない子どもです。子どもの気持ちや伝えたいことを感じ取るのは看護師の力量次第であり、自分のケアが子どもの成長や発達に直接影響していくという点で責任があり、難しさも感じます。ただ、それと同時に深く追求していくことができるとも思っています。いかに安心して子どもを預けてもらえるか、ご両親との信頼関係の構築も大切な要素です。子どもが退院するとき、家族が用意した肌着を着て、笑顔の両親に抱かれているのを見ると、いるべき場所に戻り、これから人生が始まっていくんだなと喜びを感じます。

大倉さん

“その人”のあるがままを受け入れる

高校時代、ベトナムの孤児院に行ったときに看護師になりたいと思うようになりました。そのときに感じた、どんな生活・考え・肌の色をしていようと、すべての命が等しく扱われるべきだという思いはいまも変わらず、その人らしさを失わず生きることができるようサポートしていくことを目指して、日々の仕事に向き合っています。働いていると、人生の危機の中で患者さんやご家族の悲しみ・怒り・うれしさなどさまざまな感情を目の当たりにすることがあります。そうした感情も“その人”のすべてとして受け入れて、関わることができる看護師を目指したいです。

学生さんへのメッセージ

聖路加国際病院は、看護師はもちろん医師や他職種の全員が、患者さんにとって何が一番良いかを追求しています。学ぶ姿勢を絶やさない先輩たちの存在、目標や夢がある同期たちも多く、日々刺激をもらっています。研修や学ぶ機会も多く、自分が頑張ろうと思った分だけサポートしてくれる教育体制があります。看護師として多くの学びを得たいと考える方はぜひ一緒に働きましょう。

オフの過ごし方

病棟の同期は北海道から九州まで全国から集まっているので、休みが合う同期と一緒に東京観光や話題のスポットを訪れるなど、「何でもある東京」ならではの過ごし方をしています。この前は蒲田の餃子屋めぐりをしてきました。

ページトップへ戻る