Q&A


手術に必要なものは?
乳幼児では、オムツが2、3枚必要です。お子様の不安を減らすために、お気に入りの小さなヌイグルミや玩具があれば、1個だけ持参してください。

家に帰れない事は?
吐き気や嘔吐が強く充分に飲食が出来なかったり、高いお熱が出たり、傷の痛みが強く退院が不安な場合に、そのまま1泊入院になる方が、全体の1、2%に見られます。

帰宅後に再受診や再入院になることは?
帰宅後発熱などで当院の救急外来を受診なさる方が、やはり1、2%に見られましたが、再入院になった方はいらっしゃいませんでした。

帰宅して吐いたら?
夕食を済ませてから帰宅しますので、手術当日の夜は、水分をこまめに取らせるようにして下さい。それでも吐き気や嘔吐がある時は、退院時にお渡しする吐き気止めの座薬を使用してください。

お熱がでたら?
退院時に解熱鎮痛作用のある座薬を1個お渡しします。お熱が出た時に挿入してください。

痛んだら?
退院時に解熱鎮痛作用のある座薬を1個お渡しします。傷が痛んだ時に挿入してください。実際、帰宅後に痛み止めの座薬を必要とするお子様が100人に1、2人ぐらいの割合でいらっしゃいます。

傷のケアは?
鼠径ヘルニアでは、数日後の小児外科受診まで特に傷の処置が必要な事はありません。

もし、傷に貼ったシールが剥がれたり、剥がれそうな時は、傷に直接貼ってあるテープを剥がさないようにして、シールをとり、市販の皮膚消毒液等で消毒してください。その後、市販の清潔なガーゼや傷シールを貼ってください。
数日後の小児科受診まで、入浴しないようにしてください。プールや海水浴もしないでください。
傷シールをつけたままで、短時間のシャワーを浴びることは問題ありません。

安静が必要ですか?
手術の日は、室内で過ごしてください。特に横になっている必要はありません。翌日からは、傷が痛まない程度の運動は可能ですが、鉄棒など傷に直接外力がかかるような運動は控えてください。

保育園、幼稚園、学校へはいつから?
基本的には、お子様が元気で歩いていても傷の痛みがなければ可能です。多くの場合、手術の翌々日から可能なようです。

予防接種は?
麻酔や手術のあと、予防接種の副作用が出ることがまれに報告されています。手術の前後最低2週間、できれば1ヶ月は予防接種を受けさせないでください。


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