聖路加国際病院では、 Quality Indicator(QI)を比較・数値化し公開いたします。

Quality Indicator [医療の質]を測る 聖路加国際病院の先端的試み

聖路加国際病院の先端的試み Quality Indicator 2009

  • 監修:聖路加国際病院 院長 福井次矢
  • 編集:聖路加国際病院 QI委員会
  • 発行:(株)インターメディア

医療の質を測る 聖路加国際病院の先端的試み

本サイトでは、当院が定期的に評価をしている約100個のQuality Indicator(QI)の中から、15個の指標とそれらの指標を改善するための具体的な取り組みを公開しています。

聖路加国際病院

Quality Indicator(QI)とは

A. Donabedian (1919-2000)は1966年に発表した論文で、『医療の質』は、

(1)ストラクチャー
構造:施設、医療機器、スタッフの種類や数など
(2)プロセス
過程:実際に行われた診療や看護の内容
(3)アウトカム
結果:診療や看護の結果としての患者の健康状態

の3つの側面について評価しうることを提唱しました。

現在では、『医療の質』を知るためには、プロセスの評価がもっとも望ましいと考えられています。実際、米国では「個人や集団を対象に行われる医療が、望ましい健康状態をもたらす可能性の高さ、その時々の専門知識に合致している度合い」が『医療の質』であると定義されています。

「望ましい健康状態をもたらす可能性の高い診療」や「その時々の専門知識に合致した医療」とは、1990年代以降、世界の医療を席巻している『根拠(エビデンス)に基づいた医療(Evidence-based Medicine ;EBM)』にほかなりません。つまり、医療の質とは、EBMに則った医療をどのくらい行っているかを問うているのです。

当サイトを訪問された皆さまへのお願い

聖路加国際病院では、どのような方が、どのような目的で、当院の『医療の質サイト』にアクセスされているのかを調査しております。
大変お手数ですが、下記の2つのボタンをクリックして、『医療の質サイト』にお進みください。

※表示される内容はどちらも同じです。

  • 医療従事者、医療関係者として病院における医療の質向上の取り組みを知る
  • 患者・患者の家族として聖路加国際病院での医療の質向上の取り組みを知る