聖路加国際病院

St Luke's International Hospital

生殖医療センター

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不妊外来

不妊とは?

「妊娠を望み、普通の性生活を営んでいるのに、1年たっても妊娠しない状態」を不妊(症)といいます。避妊しなければ2年以内に約90%の方が妊娠していますので、約10%の方は不妊ということになります。
不妊は妊娠を望む二人の問題であり、どちらか一人の問題ではありません。不妊とともに子供をつくる、子供を育てるということの意味を二人でよく話し合い、カップルで協力して取り組むことが大切です。
すぐに妊娠できることもありますが、ずっと通院しても、結果として子供さんに恵まれないこともあります。どんな結果になっても、治療を受けてよかったと思えるように、最初からきちんと夫婦で話し合っておくことが大切です。そのためにも、医師の説明、不妊クラス、病院のパンフレットなどで自分たち自身の体と検査法や治療法について十分な知識をお持ちください。
当科では十分な知識をお持ちいただくために、以下のことを行っています。

不妊外来:不妊症専門の外来です。

  • 不妊症の学級として 不妊クラス・ARTクラス
  • パンフレット 各種検査に関するパンフレット・治療に関するパンフレットなど
    外来にて適宜、パンフレットをお渡ししますが、ご必要な場合には外来主治医にお話しください。
不妊の要因
1) 女性側因子

卵管因子 30%

排卵因子 10%

子宮因子 数%

頚管因子 数%

2) 男性因子
精子因子 30~40%
3) 原因不明 約20%

不妊治療のサポート

不妊治療は、とてもストレスが大きい治療です。月経とともに繰り返される妊娠したかもしれないという期待と妊娠していなかったという喪失感によって不安感がどんどん大きくなることがあります。これを解決するためには医療者から十分な説明を受け、カップルで十分に話し合うが大切です。しかし、医師のみでは説明に十分な時間を作れなかったり、カップルの悩みに耳を傾ける時間が十分につくれなかったりということがあります。
そのため、カップルの気持ちや悩みの視点に立った情報提供やカウンセリングを行う医療者を育成するために不妊カウンセリング学会が設立されました。学会が認定を行い不妊治療の現場でカップルのサポートする存在として不妊カウンセラー、体外受精コーディネーターという職種があります。(詳しくは不妊カウンセリング学会のホームページを参照してください。)
当院には不妊カウンセラー 5名、体外受精コーディネーター 1名がおり治療を受けるカップルの不安を少しでも和らげることが出来ればと考えています。当院の不妊カウンセラーは全員看護師を兼務していますので診察に立ち会うことも多いと思いますのでお気軽に声をかけてください。

不妊カウンセラーより

 治療をどうしていこうか?カップルで意見が合わないなど、治療をめぐる悩みがある時や、日常生活で困っているときなど、是非、時間を作って、お1人、1カップルごとの相談に乗りたいと考えています。外来では、看護師が忙しそうに見えてしまっているとは思いますが、どうぞお気軽に声をかけてください。10分でも15分でも、じっくりお話しすることで、前向きに考えられるように、お手伝いをしたいと思います。

女性総合診療部・生殖医療センター

  • 受付時間:

    8:30~16:00

  • 電話番号:

    03-3541-5151(代表)

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