聖路加国際病院

St Luke's International Hospital

腫瘍内科

腫瘍内科のお知らせ

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診療内容

診療内容・特徴

2009年7月に新設された、当院のみならず国内においても新しい診療科です。アメリカでトレーニングを受けた腫瘍内科医を中心に、がん治療の専門知識をもつさまざまな分野のプロが結集し、オンコロジーセンターにおける外来患者への抗がん剤治療(化学療法)を主導しています。
がんは非常に複雑な病気で治療法も、外科手術、放射線療法、化学療法に分かれます。他科と連携して、患者さんの体質や健康状態などによって、外科手術や放射線治療との併用やそのタイミング、抗がん剤の量や使い方を変え、より安全で効果的な治療を目指しています。また、総合病院の一部門として、他の病気があっても関連診療科と連携し、一緒に治療をすすめていくことができます。
他院からのセカンドオピニオンにも積極的に対応しており、患者さんにとってより適切な治療が行われるよう、治療のコーディネートを行います。

当院は院内に専任の医師、看護師または薬剤師を常時1人以上配置し、「外来腫瘍化学療法診療料1」を算定しています。患者さんからの緊急相談等に24時間対応できる連絡体制が整備され、緊急時には当院または他の保険医療機関との連携により入院可能な体制が確保されています。
また実施される化学療法のレジメン(治療内容)の妥当性を評価し承認する、医師・看護師・薬剤師等で構成されたレジメン委員会を開催しています。

対象症例・得意分野・専門分野

がんに対する薬物療法

診療実績

2020年度
外来患者数(延べ数) 14,182名

主な設備・検査

外来化学療法エリア

  • 総数 39床
  • 薬剤安全キャビネット: 3台

患者さんのプライバシーを尊重しながらも、閉鎖的な空間にならないよう配慮しました。
どのエリアにも複数の出入り口が設けられ、スタッフが機能的・効率的に動けるように設計されています。

スタッフルームには電子カルテに接続されたプロジェクターが設置されており、症例検討会などのカンファレンスを行うことができます。

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スタッフ紹介

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外来スケジュール表

医師名/曜日
扇田 信 AM  
橋本 淳    
北野 敦子    
末益 将仁      
南 禎秀      

スタッフの詳細情報は名前をクリックしてください。

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論文情報

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日付 雑誌名 論題 発表者
2020年 Breast Cancer 2020 Sep;27(5):796-802 Physician's knowledge, attitudes and practice pattern for breast cancer diagnosed during pregnancy: a survey among breast care specialists in Japan Hiroko Bando, Akemi Kataoka, Kentaro Tamaki, Marioko Kobayashi, Nobuko Tamura, Miwa Ozawa, Junko Kawano, Yumi Fukatsu, Atsuko Kitano, Kyoko Shiota, Hideko Yamauchi
2020年 周産期医学 周産期と悪性腫瘍. 第50巻 9号.1533-1537 妊娠期がんの治療方針の基本的な考え方 北野敦子
2020年 緩和ケア 2020年6月増刊号.150-155 緩和ケア領域の「家族ケア」のベストプラクティス. 病態の進行が抑えきれない状態での挙児希望のとき(の家族ケア)2. 治療・産科からの視点 北野敦子
2019年 ESMO Open. 2019 Mar 5;4(2):e000459. Factors associated with treatment delay in women with primary breast cancer who were referred to reproductive specialists. Kitano A, Shimizu C, Yamauchi H, Akitani F, Shiota K, Miyoshi Y, Ohde S
2019年 インナービジョン 34巻 第8号 09-13 AYA世代における乳がん画像診断のポイント 北野敦子
2018年 BMC Cancer. 2018 Feb 13;18(1):176. Prognostic impact of presumed breast or ovarian cancer among patients with unfavorable-subset cancer of unknown primary site. Kodaira M, Yonemori K, Shimoi T, Yoshida A, Yoshida M, Kitano A, Shimomura A, Yunokawa M, Shimizu C, Takiguchi Y, Fujiwara Y, Tamura K
2018年 Anti-Cancer Drugs.2018 Jan;29(1):97-101 A Case of Heavily Pretreated Metastatic Cardiac Angiosarcoma Successfully Treated Using Eribulin. A Inagaki, Kitano A, et al.
2017年 Lancet Oncology. 2017 Nov;18(11):1512-1522 Safety, pharmacokinetics, and anti-tumor activity of DS-8201a, a HER2-targeting antibody-drug conjugate: a phase 1 dose-escalation study in patients with advanced breast and gastric tumors. Toshihiko Doi,Shitara K, Naito Y, Shimomura A, Fujiwara Y, Yonemori K, Shimizu C, Shimoi T, Kuboki Y, Matsubara N, Kitano A, et al.
2017年 ESMO Open 2017 May 2;2(2):e000150 Tumor-infiltrating lymphocytes are correlated with higher expression levels of PD-1 and PD-L1 in early breast cancer. Kitano A, Tamura K et al.
2017年 Intern Med. 2017 Sep 25. doi:10.2169/internalmedicine.8908-17. [Epub ahead of print] Prolonged Hypocalcemia Following a Single Dose of Denosumab for Diffuse Bone Metastasis of Gastric Cancer after Total Gastrectomy. Izumi S, Shimoi T, Nisikawa T, Kitano A et al.
2016年 International journal of nursing practice 22(3) 258-266 A self-directed home yoga programme for women with breast cancer during chemotherapy: A feasibility study. Komatsu H, Yagasaki K, Yamauchi H, Yamauchi T, Takebayashi T
2016年 Biomedical reports 4(6) 758-760 Poor efficacy of the phosphorylated high-molecular-weight neurofilament heavy subunit serum level, a biomarker of axonal damage, as a marker of chemotherapy-induced peripheral neuropathy. Sumitani M, Ogata T, Natori A, Hozumi J, Shimojo N, Kida K, Yamauchi H, Yamauchi T
2016年 Clinical journal of oncology nursing 20(1) 13-16 Patients' Perspectives on Creating a Personal Safety Net During Chemotherapy. Komatsu H, Yagasaki K, Yamauchi H, Yamauchi T
2016年 腫瘍内科 18巻3号 p263-269 妊婦に対する化学療法 北野敦子
2015年 Int J Clin. Oncl. 2015 Dec;20(6):1110-6 Psychological impact of breast cancer screening in Japan. Kitano A, Yamauchi H et al.
2015年 International Medical Case Reports Journal Vol. 8 p77-79 2015 Acase of isolated adrenocorticotropic hormone deficiency: a rare but possible cause of hypercalcemia. Harano Y, Kitano A, Akiyama Y, Kotajima L, Honda K, Arioka H
2015年 Int J Clin Oncol. 2015 Apr;20(2):324-31 The present state and perception of young women with breast cancer towards breast reconstructive surgery. Nozawa K, Kitano A et al.
2015年 Anticancer research 35(9) 4599-4604 Triciribine Phosphate Monohydrate, an AKT Inhibitor, Enhances Gemcitabine Activity in Pancreatic Cancer Cells. Kim R, Yamauchi T, Husain K, Sebti S, Malafa M
2015年 Clinical cancer research : an official journal of the American Association for Cancer Research 21(6) 1348-1352 Potential role of pNF-H, a biomarker of axonal damage in the central nervous system, as a predictive marker of chemotherapy-induced cognitive impairment. Natori A, Ogata T, Sumitani M, Kogure T, Yamauchi T, Yamauchi H
2015年 Anticancer research 35(1) 379-383 Differential impact of fosaprepitant on infusion site adverse events between cisplatin- and anthracycline-based chemotherapy regimens. Fujii T, Nishimura N, Urayama KY, Kanai H, Ishimaru H, Kawano J, Takahashi O, Yamauchi H, Yamauchi T
2015 臨床腫瘍プラクティス11巻4号p318-322 領域ごとの腫瘍に対する免疫療法のエビデンスと期待乳がん 北野敦子, 田村研治
2015 産婦人科の実際 64巻8号p1009-1013 乳がん患者における医療連携の現状と問題点 北野敦子
2015 Pharma Medica 2015; 33: 96-98 進行・再発の薬物療法 Trastuzumab D-M1(T-DM1:カドサイラ)を用いた症例 北野敦子, 清水千佳子
2014 乳癌の臨床 29巻5号p469-480 若年乳癌患者におけるサバイバーシップの問題点とその支援 北野 敦子, 清水千佳子
2011年 Molecular cancer therapeutics 10(12) 2363-2372 Vitamin E δ-tocotrienol augments the antitumor activity of gemcitabine and suppresses constitutive NF-κB activation in pancreatic cancer. Husain K, Francois RA, Yamauchi T, Perez M, Sebti SM, Malafa MP

講演・学会情報

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日付 学会・講演会名 論題 発表者
2021年7月 日本乳癌学会 パネルディスカッション 「若年性乳癌に対する妊孕性温存および妊娠期乳がん」 北野敦子
2021年2月 がん・生殖医療学会 「診療ガイドラインを活用した意思決定支援」 北野敦子
2018年10月日本がん治療学会 パネルディスカッション妊娠合併悪性腫瘍(妊娠期がん)の現状と課題~臨床医の立場から~北野敦子
2018年7月日本臨床腫瘍学会 シンポジウム妊娠期乳癌に対する化学療法北野敦子
2012年5月日本乳癌学会総会
プログラム抄録集
米国NCIとのコラボレーションによる
医師主導治験
山内照夫、今村知世、甲斐千晴、神野浩光、山内英子、北川雄光、佐谷秀行、中村清吾、上野直人

書籍情報

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日付 出版社 タイトル・概要 氏名
2021年 遺伝性乳癌卵巣癌症候群診療ガイドライン2021年版 北野敦子(ガイドライン編集員として参画)
2021年 メディカルビュー社 乳がん薬物療法副作用マネジメント・妊娠期乳がんの薬物療法における留意点とポイント 北野敦子、山内英子
2019年 がん診療スタンダードマニュアル 第Ⅸ章 患者支援「がんと妊娠」 北野敦子
2018年6月 金原出版 AYA世代がんサポートガイド 北野敦子(分担執筆者)
2018年5月 南山堂 妊娠期がん診療ガイドブック 北野敦子、塩田恭子、山内照夫、山内英子、他編
2017年7月 医学書院 Cancer Board Square Vol.3 No.2
Evidence "The Classic Review" Before and After Trastuzumab
:乳がん分子標的治療薬の先駆者トラスツズマブ
山内照夫
2016年8月 医学書院 Cancer Board Square vol.2 no.2
Art of Oncology(第3回) 託された使命
山内照夫
2015年10月 南山堂 治療 Vol.97 No.10
「がんサバイバーシップ」分子標的薬の副作用対策
山内照夫
2014年1月 南江堂 がん看護(Vol.19 No.1)
「Up to date 分子標的治療薬」分子標的治療薬の基礎と今後の展望
名取亜希奈、山内照夫
2013年4月 メディカ
出版
プロフェッショナルがんナーシング(2013別冊)
「薬が分かる!ケアにいかせる!これだけは押さえておきたい
がん化学療法の薬抗がん剤・ホルモン剤・分子標的薬 はや調べノート」
葉酸拮抗薬、メトトレキサート、ペメトレキセド
山内照夫
2011年9月 羊土社 レジデントノート 2011年10月号 Vol.13 No.9
「ステロイドの使い方 こんなときどうする?」日常診療で上手く使う
処方・減量・中止のコツ
血液/腫瘍内科でのステロイド、こんなときどうする?
山内照夫
2010年5月 メジカル
フレンド社
看護技術2010年5月号 Vol.56 No6
「理解して実践するがん化学療法」がん細胞の特性 がん化学療法とは
山内照夫

関連著書

妊娠期がん診療ガイドブック

北野敦子、塩田恭子、山内照夫、山内英子、他編

南山堂 2018年6月

がん診療 UP TO DATE

medicina 2017年7月号 特集 がん診療 内科医が知りたい30のエッセンス

企画 山内照夫

医学書院 2017年7月

がん診療 UP TO DATE

がん診療 UP TO DATE

日経BP社 2013年10月

内科レジデントマニュアル第8版

内科レジデントマニュアル第8版

名取亜希奈、他

医学書院 2013年10月

知っておきたいがんの日常診療

知っておきたいがんの日常診療

山内照夫・扇田信・中野絵里子、他

メジカルビュー社 2013年9月

がん診療 UP TO DATE

症例で学ぶがん薬物療法―医師のレジメン選択の根拠がわかる

山内 照夫、塩川 満、 金井 久子

メディカ出版 2011年7月

がん治療エッセンシャルガイド

がん治療エッセンシャルガイド [What’s New in Oncology]

佐藤 隆美

南山堂 2009年8月

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