聖路加国際病院

St Luke's International Hospital

放射線科

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造影剤投与に関連する注意点

造影剤は、画像検査の際に血管内や消化管内など、体内に投与する検査薬です。造影剤投与は、病気の有無や病気の性質、範囲をより正確に評価するために行います。一部の疾患では、造影剤を使用しないと正しい診断ができません。造影剤は非常に有用な薬剤ですが、副作用や問題点も知られています。ここでは、主にCT検査や血管造影検査で用いられるヨード造影剤、MRI検査で用いられるガドリニウム造影剤とMRI用経口消化管造影剤、消化管X線造影剤の副作用について記載しています。

ヨード造影剤

CT検査や血管造影検査では造影剤という検査用薬剤による問題が発生する可能性があります。本検査では血管や病変をわかりやすく撮影するためにヨード造影剤を使用しますが、造影剤を投与することができない方(禁忌、または、原則禁忌)がいます。また造影剤により副作用が発現する可能性があります。さらに本検査はX線照射もともなうため、妊婦または妊娠している可能性のある方には原則行いませんが診療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合に行うことがあります。

【ヨード造影剤の使用に関連する注意点】

禁忌
  • 既往歴を含め、痙攣(けいれん)、てんかん及びその素質がある患者
  • ヨード又はヨード造影剤に過敏症の既往歴のある患者
  • 重篤な甲状腺疾患のある患者
原則禁忌

*下記には投与しないことを原則としますが、必要と考えられる場合には慎重に投与します。

  • 一般状態の極度に悪い患者
  • 気管支喘息のある患者
  • 重篤な心障害のある患者
  • 重篤な肝障害のある患者
  • 重篤な腎障害(無尿等)のある患者
  • マクログロブリン血症の患者
  • 多発性骨髄腫の患者
  • テタニーのある患者
  • 褐色細胞腫のある患者及びその疑いのある患者
副作用

造影剤による比較的軽い副作用として、頭痛、悪心、嘔吐、発熱、知覚異常、反射亢進、めまい、血圧低下、発疹、発汗、背部痛が報告されていますが、以下のような重大な副作用が出現する場合があります。

  • ショック:血圧が急激に低下し全身の重要な臓器への十分な血流が保てなくなり様々な障害が起こるショックという状態を起こすことがあります。十分に観察を行いながら検査を行いますが、万が一発生した場合には必要に応じ適切な処置を行います。
  • アナフィラキシー:アナフィラキシーとは、アレルゲン等の侵入により、複数臓器に全身性にアレルギー症状が惹起され、生命に危機を与え得る過敏反応のことです。造影剤を原因としてアナフィラキシーを起こすことがあります。万が一発生した場合には必要に応じ適切な処置を行います。
  • 痙攣(けいれん)発作:痙攣発作があらわれることがあります。そのような場合には痙攣を抑える薬で治療します。
  • 腎不全:急性腎不全があらわれることがあります。万が一発生した場合には必要に応じ適切な処置を行います。
  • 急性呼吸窮迫症候群、肺水腫:急速に進行する呼吸困難、低酸素血症、両側性びまん性肺浸潤影等の胸部X線異常等を生じることがあります。万が一発生した場合には必要に応じ適切な処置を行います。
  • 意識障害、失神:ショックを伴わない意識障害、失神があらわれることがあります。万が一発生した場合には必要に応じ適切な処置を行います。
  • 血小板減少:検査後に血小板が減少することがあります。万が一発生した場合には必要に応じ適切な処置を行います。
  • 肝機能障害、黄疸:肝機能検査値の異常や黄疸があらわれることがあります。万が一発生した場合には必要に応じ適切な処置を行います。
  • 心室細動、冠動脈攣縮:心臓の収縮に影響を与える不整脈や冠動脈の痙攣にともなう一時的な冠動脈狭窄を生じることがあります。万が一発生した場合には必要に応じ適切な処置を行います。
  • 皮膚障害:皮膚粘膜眼症候群、急性汎発性発疹性膿疱症があらわれることがあります。万が一発生した場合には必要に応じ適切な処置を行います。
  • 急性冠症候群:アレルギー反応に伴う急性冠症候群(冠動脈内腔が急速に狭窄・閉塞することにより生じる疾患)があらわれることがあります。万が一発生した場合には必要に応じ適切な処置を行います。
  • せん妄、錯乱、健忘症、麻痺:せん妄、錯乱、健忘症、麻痺があらわれることがあります。万が一発生した場合には必要に応じ適切な処置を行います。
  • 造影剤脳症:脳や心臓・大動脈の血管撮影では、造影剤が脳血管外に漏出して、意識障害、麻痺、失語、皮質盲等の中枢神経症状があらわれることがあります。万が一発生した場合には必要に応じ適切な処置を行います。
  • 麻痺、髄膜炎:麻痺、髄膜炎等があらわれることがあります。万が一発生した場合には必要に応じ適切な処置を行います。

【併用に注意すべき薬剤】

病気の治療のための薬の中には、造影剤との併用に注意を要するものがあります。糖尿病薬のうちビグアナイド系糖尿病用剤は造影剤と併用することで乳酸アシドーシスを生じる可能性があるため一定期間の休薬が必要です。

【妊娠中の使用に関して】

CT検査や血管造影検査で現在一般的に使われている非イオン性ヨード造影剤では、妊娠中の投与についての母体や胎児に関する有害事象はこれまでに報告されていません。長期的な安全性は不明であり、また検査ではX線照射もともなうため、診断上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ慎重に使用します。

【授乳中の使用に関して】

造影剤投与後の授乳による乳児への有害性を示す報告はありません。
授乳中に造影剤を投与すると、投与量の0.01%未満が母乳を経て乳児の消化管から吸収されます。薬剤の添付文書には投与後一定期間授乳を避けるように記載されていますが、造影剤投与後の授乳による乳児への有害性を示す報告はなく、日本や欧米の学会等では授乳制限は原則必要ないとの見解を示しています。もしも授乳制限を特に希望される場合は24~48時間程度を目安に搾乳して廃棄してください。

ガドリニウム造影剤

造影MRI検査では造影剤という検査用薬剤による問題が発生する可能性があります。本検査では血管や病変をわかりやすく撮影するためにガドリニウム造影剤を使用しますが、造影剤を投与することができない方(禁忌、または、原則禁忌)がいます。また造影剤により副作用が発現する可能性があります。さらに造影剤は妊婦または妊娠している可能性のある方には原則投与しませんが診療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合に行うことがあります。

【造影剤の使用に関連する注意点】

禁忌
  • 造影剤の成分またはガドリニウム造影剤に過敏症の既往歴のある患者
  • 重篤な腎障害のある患者
原則禁忌

*下記には投与しないことを原則としますが、必要と考えられる場合には慎重に投与します。

  • 一般状態の極度に悪い患者
  • 気管支喘息のある患者
  • 重篤な肝障害のある患者
副作用

造影剤による比較的軽い副作用として、頭痛、めまい、悪心、下痢、嘔吐、発熱、血圧低下、発疹、発汗、そう痒感、顔面紅潮、結膜充血、血液検査異常などが報告されていますが、以下のような重大な副作用が出現する場合があります。

  • ショック:血圧が急激に低下し全身の重要な臓器への十分な血流が保てなくなり様々な障害が起こるショックという状態を起こすことがあります。十分に観察を行いながら検査を行いますが、万が一発生した場合には必要に応じ適切な処置を行います。
  • アナフィラキシー:アナフィラキシーとは、アレルゲン等の侵入により、複数臓器に全身性にアレルギー症状が惹起され、生命に危機を与え得る過敏反応のことです。造影剤を原因としてアナフィラキシーを起こすことがあります。万が一発生した場合には必要に応じ適切な処置を行います。
  • 痙攣(けいれん)発作:痙攣発作があらわれることがあります。そのような場合には痙攣を抑える薬で治療します。
  • 腎性全身性線維症:重篤な腎障害がある場合には造影剤投与後に皮膚の硬化が主体の多臓器線維性疾患を発症する可能性が報告されています。腎障害がある方は検査後も慎重な観察が必要です。

【妊娠中の使用に関して】

MRI検査で現在一般的に使われている環状型キレート剤は、投与を禁忌とするほどの有害性はこれまでに証明されていません。ただし長期的な安全性は確立していないため、診断上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ慎重に使用します。

【授乳中の使用に関して】

造影剤投与後の授乳による乳児への有害性を示す報告はありません。
授乳中に造影剤を投与すると、0.0004%未満が母乳を経て乳児の消化管から吸収されます。薬剤の添付文書には投与後一定期間授乳を避けるように記載されていますが、造影剤投与後の授乳による乳児への有害性を示す報告はなく、日本放射線学会、アメリカやヨーロッパの学会では授乳は安全であろうとの見解を示しています。もしも授乳制限を特に希望される場合は24~48時間程度を目安に搾乳して廃棄してください。

MRI用経口消化管造影剤

腹部のMRI検査では、消化管のうつりこみによる画質低下を防ぐために塩化マンガン四水和物内用液を内服してから撮像する場合がありますが、造影剤を投与することができない方(禁忌、または、原則禁忌)がいます。また造影剤により副作用が発現する可能性があります。妊婦または妊娠している可能性のある方、授乳中の方には原則投与しません。

【造影剤の使用に関連する注意点】

禁忌
  • 消化管の穿孔又はその疑いのある患者
  • 塩化マンガン四水和物に過敏症の既往歴のある患者
原則禁忌

*下記には投与しないことを原則としますが、必要と考えられる場合には慎重に投与します。

  • 一般状態の極度に悪い患者
  • 妊婦、産婦、授乳婦
  • 低出生体重児、新生児、乳児、幼児、小児
副作用
  • 過敏症:発疹、蕁麻疹を起こすことがあります。万が一発生した場合には必要に応じ適切な処置を行います。
  • 消化器症状:軟便、下痢、腹痛、悪心、腹部膨満、胸やけを起こすことがあります。万が一発生した場合には必要に応じ適切な処置を行います。
  • 精神神経症状:眠気、頭痛を起こすことがあります。万が一発生した場合には必要に応じ適切な処置を行います。
  • 血液・尿検査異常:血清鉄低下、血清フェリチン減少、尿タンパク陽性、尿糖陽性を起こすことがあります。通常無症状ですが、万が一発生した場合には必要に応じ適切な処置を行います。

【併用に注意すべき薬剤】

病気の治療のための薬の中には、造影剤との併用に注意を要するものがあります。テトラサイクリン系経口抗生物質、ニューキノロン系経口抗菌剤、セフジニルは造影剤と併用することで薬剤の作用が減弱するおそれがあるので、造影終了後3時間程度服用時間をあける等注意します。

【妊娠中の使用に関して】

妊娠中の投与に関する安全性は確立していないため、診断上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ慎重に使用します。

【授乳中の使用に関して】

投与後48時間は授乳を避けることが推奨されているため、投与せずに検査を行うことがあります。診断上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ慎重に使用します。授乳中の方はその旨を担当者にお伝え下さい。

硫酸バリウム(X線造影剤)

消化管X線造影検査では造影剤という検査用薬剤による問題が発生する可能性があります。本検査では咽頭、食道、胃、十二指腸の病変を撮影するために硫酸バリウムを使用しますが、造影剤を投与することができない方(禁忌)がいます。また造影剤により副作用が発現する可能性があります。さらに本検査はX線照射もともなうため、妊婦または妊娠している可能性のある方には原則行いませんが診療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合に行うことがあります。

【硫酸バリウムの使用に関連する注意点】

禁忌
  • 消化管の穿孔又はその疑いのある患者
  • 消化管に急性出血のある患者
  • 消化管の閉塞又はその疑いのある患者
  • 全身衰弱の強い患者
  • 硫酸バリウム製剤に対し、過敏症の既往歴のある患者
副作用

造影剤による比較的軽い副作用として、発疹、そう痒感、蕁麻疹、排便困難、便秘、一過性の下痢・腹痛、肛門部痛・出血、悪心、嘔吐などが報告されていますが、以下のような重大な副作用が出現する場合があります。

  • ショック:血圧が急激に低下し全身の重要な臓器への十分な血流が保てなくなり様々な障害が起こるショックという状態を起こすことがあります。十分に観察を行いながら検査を行いますが、万が一発生した場合には必要に応じ適切な処置を行います。
  • アナフィラキシー:アナフィラキシーとは、アレルゲン等の侵入により、複数臓器に全身性にアレルギー症状が惹起され、生命に危機を与え得る過敏反応のことです。造影剤を原因としてアナフィラキシーを起こすことがあります。万が一発生した場合には必要に応じ適切な処置を行います。
  • 消化管穿孔、腹膜炎:大腸や虫垂の炎症の原因となり、消化管が穿孔することがあります。万が一発生した場合には必要に応じ適切な処置を行います。
  • 腸閉塞:腸内の停留や炎症の原因となることで、消化管が閉塞することがあります。万が一発生した場合には必要に応じ適切な処置を行います。

【妊娠中の使用に関して】

診断上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ慎重に使用します。

【授乳中の使用に関して】

造影剤投与後の授乳による乳児への有害性を示す報告はなく、授乳制限は必要ないと考えます。

ガストログラフィン(水溶性消化管造影剤)

消化管X線造影検査では造影剤という検査用薬剤による問題が発生する可能性があります。本検査では咽頭、食道、胃、十二指腸、空腸、回腸、大腸の病変を撮影するためにガストログラフィンを使用しますが、造影剤を投与することができない方(禁忌)がいます。また造影剤により副作用が発現する可能性があります。さらに本検査はX線照射もともなうため、妊婦または妊娠している可能性のある方には原則行いませんが診療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合に行うことがあります。

【ガストログラフィンの使用に関連する注意点】

禁忌
  • ヨード又はヨード造影剤に過敏症の既往歴のある患者
副作用

造影剤による比較的軽い副作用として、発疹、そう痒感、蕁麻疹、発疹、発赤、紅斑、血圧低下、下痢、悪心、嘔吐、腹痛、腹部不快感、甲状腺機能低下症、発熱などが報告されていますが、以下のような重大な副作用が出現する場合があります。

  • ショック:血圧が急激に低下し全身の重要な臓器への十分な血流が保てなくなり様々な障害が起こるショックという状態を起こすことがあります。十分に観察を行いながら検査を行いますが、万が一発生した場合には必要に応じ適切な処置を行います。
  • アナフィラキシー:アナフィラキシーとは、アレルゲン等の侵入により、複数臓器に全身性にアレルギー症状が惹起され、生命に危機を与え得る過敏反応のことです。造影剤を原因としてアナフィラキシーを起こすことがあります。万が一発生した場合には必要に応じ適切な処置を行います。

【妊娠中の使用に関して】

診断上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ慎重に使用します。

【授乳中の使用に関して】

造影剤投与後の授乳による乳児への有害性を示す報告はなく、授乳制限は必要ないと考えます。

ウログラフィン(膵肝胆道造影剤)

経皮経肝胆道造影検査では造影剤という検査用薬剤による問題が発生する可能性があります。本検査では胆道の形態や胆道内の病変を撮像するためにウログラフィンを使用しますが、造影剤を投与することができない方(禁忌)がいます。また造影剤により副作用が発現する可能性があります。さらに本検査はX線照射もともなうため、妊婦または妊娠している可能性のある方には原則行いませんが診療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合に行うことがあります。

【ウログラフィンの使用に関連する注意点】

禁忌
  • ヨード又はヨード造影剤に過敏症の既往歴のある患者
  • 重篤な甲状腺疾患のある患者
副作用
造影剤による比較的軽い副作用として、蕁麻疹、発疹、そう痒感、潮紅、発赤、血圧低下、血圧上昇、動悸、不整脈、虚脱、咳、くしゃみ、喘息発作、頻呼吸、咽頭不快感、頭痛、不安感、あくび、一過性皮質盲、悪心・嘔吐、口渇、甲状腺機能低下症、熱感、悪寒、胸内苦悶感などが報告されていますが、以下のような重大な副作用が出現する場合があります。
  • ショック:血圧が急激に低下し全身の重要な臓器への十分な血流が保てなくなり様々な障害が起こるショックという状態を起こすことがあります。十分に観察を行いながら検査を行いますが、万が一発生した場合には必要に応じ適切な処置を行います。
  • アナフィラキシー:アナフィラキシーとは、アレルゲン等の侵入により、複数臓器に全身性にアレルギー症状が惹起され、生命に危機を与え得る過敏反応のことです。造影剤を原因としてアナフィラキシーを起こすことがあります。万が一発生した場合には必要に応じ適切な処置を行います。
  • 腎不全:痙攣発作があらわれることがあります。万が一発生した場合には必要に応じ適切な処置を行います。
  • 痙攣発作:急性腎不全があらわれることがあります。万が一発生した場合には必要に応じ適切な処置を行います。
  • 肺水腫:肺水腫があらわれることがあります。万が一発生した場合には必要に応じ適切な処置を行います。

【妊娠中の使用に関して】

診断上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ慎重に使用します。

【授乳中の使用に関して】

造影剤投与後の授乳による乳児への有害性を示す報告はなく、授乳制限は必要ないと考えます。

リピオドール(リンパ系造影剤)

リンパ管造影検査では造影剤という検査用薬剤による問題が発生する可能性があります。本検査ではリンパ管の流れや漏れの有無を撮像するためにリピオドールを使用しますが、造影剤を投与することができない方(禁忌、または、原則禁忌)がいます。また造影剤により副作用が発現する可能性があります。さらに本検査はX線照射もともなうため、妊婦または妊娠している可能性のある方には原則行いませんが診療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合に行うことがあります。

【リピオドールの使用に関連する注意点】

禁忌
  • ヨード又はヨード造影剤に過敏症の既往歴のある患者
  • 重篤な甲状腺疾患のある患者
原則禁忌

*下記には投与しないことを原則としますが、必要と考えられる場合には慎重に投与します。

  • 一般状態の極度に悪い患者
  • 重篤な心障害のある患者
  • 重篤な肝障害のある患者
  • 重篤な腎障害のある患者
  • 呼吸機能の著しく低下している患者
  • リンパ管閉塞の明らかな患者、急性耳下腺炎又はリンパ系に炎症のある患者
副作用

造影剤による比較的軽い副作用として、皮膚炎、発疹、咳、腹痛、食欲不振、悪心、嘔吐、下痢、発熱、頻脈、胸痛、倦怠感、頭痛、頻尿、血尿、呼吸困難、一過性リンパ管炎、異物肉芽腫、血液検査異常などが報告されていますが、以下のような重大な副作用が出現する場合があります。

  • ショック:血圧が急激に低下し全身の重要な臓器への十分な血流が保てなくなり様々な障害が起こるショックという状態を起こすことがあります。十分に観察を行いながら検査を行いますが、万が一発生した場合には必要に応じ適切な処置を行います。
  • 肺炎:肺炎があらわれることがあります。万が一発生した場合には必要に応じ適切な処置を行います。
  • 血栓塞栓症:血管のつまりにより、脳梗塞(0.1%未満)および肺塞栓があらわれることがあります。万が一発生した場合には必要に応じ適切な処置を行います。

【妊娠中の使用に関して】

診断上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ慎重に使用します。

【授乳中の使用に関して】

造影剤投与後の授乳による乳児への有害性を示す報告はなく、授乳制限は必要ないと考えます。

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