聖路加国際病院の特徴

教育に関する取り組み

教育に関する取り組み

1933年より導入した米国式インターン・レジデント教育制度のもと、優れた医療職従事者の育成に努めてきております。

1933年
米国式インターン・レジデント教育制度
1967年
インターン制度廃止  ~インターン修了者287名 出身大学52大学~
1968年
卒後臨床研修制度導入 ~卒後臨床研修修了者 472名~
2004年
新医師臨床研修制度開始

屋根瓦方式による教育

若手から中堅、ベテランまで何重もの構造で教える体制が確立されています。中でも中堅クラス(卒後3年-6年目の専攻医)の層を厚くすることで、研修医の教育の充実化を図っているのが大きな特徴と言えるでしょう。

カンファレンス

研修医は各診療科のさまざまなカンファレンスに参加することができます。
ここではその一部をご紹介します。

ホスピタルカンファレンス
研修医必須のカンファレンスで、将来の専攻を問わず、初期研修に必要な最低限の知識を扱います。虫垂炎の読影、頭部外傷の見方、尿道カテーテルのトラブルシューティング、眼科緊急疾患等テーマは多岐にわたります。
CPC (臨床病理検討会)
剖検症例の検討会。臨床経過のプレゼンテーションと画像所見の説明の後、病理所見の解説がなされ、レジデントと指導医・上級医を交えたディスカッションが行われる。
内科Morning Report/dt>
各内科スタッフが集まり、前日の当直帯の入院症例をレジデントがプレゼンテーションし、症例から学ぶべきポイントを共有します。火・木曜日は各科スタッフによる各科の最新Topicを紹介する豆レクチャーがあります。
内科昼カンファレンス
各内科より病棟管理に必要な専門科の知識について講義をします。2015年度は計82回開催され、不眠・せん妄対策、電解質異常、輸液・抗菌薬選択、オピオイドの使い方等の基礎的な病棟管理から、各種甲状腺疾患、血液疾患、神経疾患、循環器疾患等の発展的な内容まで幅広く扱いました。
内科コアカンファレンス
ジュニアレジデントを対象とし、内科チーフレジデントにより病棟研修に必要な一般的な知識を講義します。輸液、酸素化不良・血圧低下・発熱の対応、血液ガスの読み方から始まり、後半ではステロイドの使い方・Oncologic emergency等内科医師なら出会いうる基礎的な対応を学びます。
プレートカンファレンス
入院患者の感染症症例を題材とした症例カンファレンスです。細菌検査室で実際の培地・グラム染色スライド・培養細菌の感受性結果等を見ながら行うため、印象深いとレジデントに評判です。
内科グランドカンファレンス
実際の入院患者の症例を題材に、主に問診事項・身体診察・必要な検査の取捨選択を扱う症例カンファレンスです。各内科が担当しており、興味深い症例が出そろいます。毎度熱い質疑応答が繰り広げられます。
外科グランドカンファレンス
消化器・一般外科、心臓血管外科、呼吸器外科、小児外科、乳腺外科合同のカンファレンスです。外科の各分野におけるトピックスや新しい術式などを、様々な職種のプロフェッショナルを交えて検討します。
M&M conference by Dr. Lefor
元UCLA外科教授で、外科レジデント教育を担当されていたDr. Leforによる症例検討会です。毎回、英語での教育的かつ熱いディスカッションが行われます。
結紮縫合講習会、鏡視下手術トレーニング・プログラム
研修医や外科専攻医を対象に、当院シミュレーションセンターにて皮膚縫合実習や、アメリカ外科学会鏡視下手術トレーニングプログラム(FLS)に準じたドライボックスでの講習会を定期的に開催しています。また、規定のプログラムを修了した研修医・専攻医を対象に、外部施設において動物を用いた鏡視下手術トレーニングを行っています。手術手技の向上、より安全な手術を目指します。
麻酔科グランドラウンズ
米国や日本国内で活躍されている麻酔科医を講師として招き、最先端の麻酔科学を学びます。

研修医をサポートする部署

教育センター
オリエンテーション等各種研修の実施
臨床研修全般の窓口
臨床研修の進捗管理
研究センター、臨床疫学センター
研修医の臨床研究発表のサポート
臨床疫学勉強会の実施
学術情報センター (医学図書館)
文献検索のサポート
※UpToDateや文献検索が病棟など全てのPCから利用できます。
ページトップへ戻る