
-
女性総合診療部を受診される方々へ
新型コロナウイルス感染防止対策についてご理解とご協力をお願いいたします。
診療の制限は順次解除していきますが、付き添いや面会の制限はまだ解除しておりません。
診療の状況や方針は刻々と変化しますので、こまめにホームページをご確認ください。- 面会について(2021年11月17日)
-
- 「面会および外出・外泊に関するお願い」をご覧ください。
- 分娩について(2021年1月15日)
-
- 分娩が近づいてきたら、不要不急の外出は避け、手洗いや外出時のマスク着用など健康管理には十分にお気を付けください。入院前10日間および入院当日に、新型コロナウィルス感染症が疑われる症状(発熱や感冒症状、嗅覚・味覚異常、消化器症状などがある方)がある場合、または、ご家族・ご友人・同僚等の身近な方が入院前2週間に新型コロナウイルス感染症と診断された場合には、ご本人のPCR検査が陰性であっても、新生児との隔離が必要になり、夫(パートナー)との面会も、さらに厳しく制限されます。
新型コロナウイルス感染症にかかられた妊婦さん、またはその疑いのある妊婦さんが多数になってくると分娩を当院でお引き受けできなくなることも想定されます。
妊婦さんご本人、ご家族も含め十分な体調管理に努めてください。
- 分娩が近づいてきたら、不要不急の外出は避け、手洗いや外出時のマスク着用など健康管理には十分にお気を付けください。入院前10日間および入院当日に、新型コロナウィルス感染症が疑われる症状(発熱や感冒症状、嗅覚・味覚異常、消化器症状などがある方)がある場合、または、ご家族・ご友人・同僚等の身近な方が入院前2週間に新型コロナウイルス感染症と診断された場合には、ご本人のPCR検査が陰性であっても、新生児との隔離が必要になり、夫(パートナー)との面会も、さらに厳しく制限されます。
- 外来受診について(2020年12月23日)
-
- 受診前に発熱や感冒症状、嗅覚・味覚異常、消化器症状などがある場合は、必ず受診前に女性総合診療部外来にお電話ください。
- 来院前にご自宅で検温の上お越しください。
- 診察・健診への付き添いは禁止させていただきます。特別な事情で付き添いを希望される方は受診時に女性総合診療部受付にお申し出ください。
- 診察や妊婦健診の間隔を開ける、診察・健診の内容を簡略化するなど行わせていただきます。
- 診療制限の解除について(2020年6月5日)
-
- 2020年7月以降、延期していた手術を順次再開させていただきます。
- 2020年7月以降、一部中止していた外来検査を再開致します。
- 今後も感染状況により診療制限をする場合があります。
- ※ ご質問は外来診療当日にスタッフにご質問ください。電話によるお問い合わせは極力ご遠慮ください。
- 母親学級休講のお知らせ(2020年11月13日)
-
- ※以下のクラスは、休講といたします。
- 単発母親学級(母乳育児と育児用品のクラス・お産の経過と過ごし方のクラス)
- 母親学級Ⅰ期
- 継続母親学級Ⅱ期・Ⅲ期・Ⅳ期
- 両親学級
- ラッコの会
- 祖父母クラス(おじいちゃん おばあちゃんのクラス)
- マルチキッズクラス
- 無痛分娩クラス
- ※ ご質問は外来診療当日にスタッフにご質問ください。電話によるお問い合わせは極力ご遠慮ください。
※ お渡ししているテキスト「ママになるあなたへ」を熟読いただくようお願いいたします。
※ 無痛分娩ご希望の方は受診の際にお尋ねください。
※ 両親学級に参加されていなくても立ち合い分娩は可能とします。ただし、現時点で同居しているパートナー(夫)に限らせていただきます。なお、海外から帰国された方の場合、帰国後14日間以上経っていない場合は立ち合いできません。
-
産科におかかりの方へ「COVID-19の症状と経過について」
-
不妊治療中の方へ(生殖医療センター)
診療内容
診療内容・特徴
女性総合診療部は、周産期科・一般婦人科・女性外科の3科で構成されています。
当院は、産科医療保障制度に加入し、『児の安全性』と『快適さ』を追求した自然分娩を基調としております。分娩希望の方は、分娩予約が必要です。当院でお引き受けできる妊婦さんは、当院での継続した妊婦健診を受けられる方か、提携しているクリニックで妊婦健診をお受けいただき、34週頃に外来受診していただく里帰り出産の方となります。また、東京都の地域周産期母子医療センターに指定されており、ハイリスク妊婦さんについては病状により適宜お受けしております。詳しくはこちら
一般婦人科・女性外科部門は、がん診療と腹腔鏡手術を得意としています。子宮筋腫などには、子宮鏡下手術のほか放射線科と協力して子宮動脈塞栓術も実施しています。
生殖医療センターは、不妊外来のほか、遺伝子診療部と提携しながら妊娠と薬の相談クリニックも併設しています。センターでは、体外受精、顕微授精のほか、がん治療者の卵や精子の凍結保存ができる体制も整え、子供をつくることに関係するさまざまな問題について、心のサポートも行っています。
対象症例・得意分野・専門分野
- 周産期医療
周産期科の外来は、担当医制で妊婦健診を行います。妊婦健診は、超音波検査を取り入れ、Evidence based medicine(EBM)に基づいた診療を行っています。「母親学級」や多胎の妊婦さん向けの「マルチキッズクラス」などの開催、妊娠時期に応じた助産師外来も併設しており、それぞれの妊婦さんの状況に合わせた快適なマタニティーライフのためのアドバイスを行っています。また多種のパンフレットも作成し、わかりやすい診療を目指しています。カップルで満足のいくお産を目指すために、出産について勉強する「両親学級」を開催し、希望によりパートナーの方の立ち会い出産も行います。分娩室はL.D.Rを取り入れ、陣痛中もお産に集中できる環境を整えております。入院中のお部屋は全室個室となっており、ご家族でゆっくり過ごせるように配慮しております。
入院後は、病棟医が産科チームとして診療を行います。また、NICU(新生児集中治療室)を完備し、産科のみならず、新生児科、麻酔科をはじめとした関連診療科とも連携したチーム医療により、妊娠中の合併症やハイリスク妊娠に対しても安全かつ迅速な対応を目指しています。当院は、東京都の地域周産期母子医療センターとして認定され、母体搬送も受け入れています。詳しくはこちら - 一般婦人科・女性外科
婦人科部門では、腹腔鏡下手術および悪性腫瘍の治療を積極的に実施しています。
また放射線科と協力し、子宮筋腫に対する子宮動脈塞栓術も実施しています。
腹腔鏡は、子宮内膜症や、チョコレート嚢腫や皮様嚢腫など良性と考えられる卵巣腫瘍のほとんどに導入し、腹腔鏡下子宮筋腫核出、腹腔鏡下子宮全摘術も実施しています。2014年には約400件以上の腹腔鏡手術と80件の子宮鏡下手術を行ないました。子宮全摘は年間100例以上が腹腔鏡で行われています。
当院は入院期間が短いのも特徴で、一例をあげると、卵巣の腹腔鏡下手術の入院期間は入院から退院まで 4日間が標準となっています。
2011年11月より、手術支援ロボット 『da Vinci』を導入し、腹腔鏡手術の更なる可能性を追求しています。2012年には年間23件の da Vinci による手術が施行されました。
子宮がん、卵巣がんに関しては、当院は、日本産科婦人科学会婦人科腫瘍登録施設、日本婦人科腫瘍学会専門医制度指定修練施設の認定を受け、また厚労省指定の地域がん診療拠点病院として、悪性腫瘍患者に対する治療に積極的に取り組んでいます。手術待機期間を利用した術前化学療法や、腹腔鏡やda Vinci を用いた低侵襲の手術(主に早期の子宮体癌を対象)も積極的に行っています。
子宮頚部の腫瘍については、必要な方には子宮温存を積極的におこなっています。約120例の円錐切除に加え、適応がありかつ希望される方には広汎性子宮頚部摘出術をおこない妊孕性の温存を図っています。術後引き続き当院の生殖医療センター、妊娠後は周産期センターで管理が継続できるのも当院の特徴と言えます。高い技術や正確な知識に加え、ホスピタリティも大切にして質の高いがん診療を行っていくことを目標にしています。詳しくはこちら
2013年より過多月経の方に対するマイクロウェーブによる子宮内膜凝固術を導入しました。
骨盤臓器脱に関しては、従来法(腟式単純子宮全摘術及び前後腟壁形成術、腟閉鎖など)に加え、腹腔鏡下仙骨腟固定術(LSC)も行っております。 - 生殖医療センターについて
生殖医療センターは、2001年5月7日に開設されました。生殖医療センターの中の不妊症診療部門では、2002年度からは顕微受精の実施施設としての申請を日本産科婦人科学会に行い、顕微受精も実施しています。
がんの治療、特に化学療法(抗がん剤治療など)や放射線治療を行うことによる卵巣や精巣への影響、治療後の妊娠の可能性や影響に関して、ご相談をお受けするリプロ外来も開設しています。
妊娠と薬相談クリニックについて
「妊娠と薬相談クリニック」は、妊娠中にご本人が薬を服用したり、パートナーの男性(配偶者)が薬を服用しているときに妊娠した場合など、薬剤の胎児への影響が心配な方のご相談に応じる自費診療の外来です。
受診を希望されるときは、事前に調査票に必要事項を記入し、郵送していただいています。この調査票内容に基づき調査・検索した上でご来院いただき、クリニックでお答えさせていただきます。
なお、ご相談には当院産婦人科医師と薬剤師が同席して相談に応じます。
受診の申し込み方
- 相談を希望される方は、「妊娠と薬相談表」に必要事項をご記入の上、下記の送付先にご郵送ください。
- ご記入いただいた調査票を受け取りましたら、電話またはハガキでご来院日をお知らせいたします。
- 調査票を送付されてから1週間経過しても連絡がない場合には、下記の問い合わせ先のFAX番号まで、連絡がない旨をお知らせください。
- ご来院日は、毎週水曜日午後からになります。
- 「妊娠と薬相談クリニック」が、一層皆様のご期待にそったものになるよう、ご出産後赤ちゃんのご様子をお伺いいたしますので、ぜひご協力をお願いいたします。
調査票送付先・お問い合わせ先
〒104-8560
東京都中央区明石町9-1
聖路加国際病院 トイスラークリニック・妊娠と薬相談クリニック
FAX : 03-5550-2563
電話受付時間 月曜日〜金曜日 9:00〜16:00
遺伝カウンセリングクリニック
詳細は遺伝診療センターのページをご覧ください。
診療実績
外来(生殖医療センターを除く)
2020年度 | |
---|---|
初診 | 2,876 |
再診 | 44,680 |
延べ数 | 47,556 |
婦人科入院
2020年度 | |
---|---|
実数 | 1,012 |
分娩および手術件数
2020年度 | 分娩件数 | 1,425 |
---|---|
手術件数 | 1,504 |
帝王切開件数 | 513 |
手術件数
術式 | 2020年 |
---|---|
帝王切開 | 506 |
円錐切除 | 83 |
腹腔鏡手術 | 444 |
子宮鏡下手術 | 94 |
子宮がん | 53 |
卵巣がん | 38 |
ATH(筋腫) | 49 |
開腹筋腫核出 | 42 |
良性卵巣腫瘍手術(開腹) | 20 |
子宮内膜掻把 | 27 |
胞状奇胎 | 4 |
ダビンチ手術 | 17 |
産科手術 | 5 |
流産手術 | 46 |
子宮脱 | 10 |
その他 | 22 |
外来スケジュール表
※この表はスクロールします
医師名/曜日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 |
---|---|---|---|---|---|
平田 哲也 | ◯ | ◯ | |||
山中 美智子 | ◯ | ◯ | |||
塩田 恭子 | ◯ | ◯ | |||
樋田 一英 | ◯ | ◯ | |||
齊藤 理恵 | ◯ | ◯ | |||
斎藤 圭介 | ◯ | ◯ | |||
秋谷 文 | ◯ | ||||
菅沼 牧知子 | ◯ | ||||
岩瀬 純 | ◯ | ||||
佐藤 亜美 | ◯ | ||||
松岡 咲子 | ◯ | ||||
横田 祐子 | ◯ | ||||
佐古 悠輔 | ◯ | ||||
杉山 美智子 | ◯ | ||||
舘 恵美里 | ◯ | ||||
金城 国俊 | ◯ | ||||
古明地 康平 | ◯ | ||||
髙木 駿 | ◯ | ||||
吉田 司 | ◯ | ||||
百枝 幹雄 | ◯ |
スタッフの詳細情報は名前をクリックしてください。
トピックス
- 日付
- お知らせ
-
2014年9月10日
当院は急性期病院のため、婦人科検診のみの受診はお受けしていません。地域の診療所やクリニックをかかりつけ医とした検診をお勧めしています。かかりつけ医をお探しの方は、当院の医療連携相談室でご相談ください。
-
2011年12月
当科は本年度より、日本産科婦人科学会婦人科腫瘍登録施設、日本婦人科腫瘍学会専門医制度指定修練施設、婦人科悪性腫瘍研究機構(JGOG)登録参加認定施設の認定を受けました。
-
2007年12月7日
新たに不妊治療を希望される患者さんへのお知らせ
2008年1月より、生殖医療センター・不妊外来でも事前予約制とさせていただきます。このため、不妊治療を希望されて新たに受診されても、ただちにはお受けできないことがございます。あらかじめご了承ください。 -
2007年12月7日
2008年1月より、現在通院中の皆さまについても順次事前予約制へと移行させていただきます。このため、前回受診日より3ヶ月以上受診されていない場合は、不妊外来の新しい患者さんとして予約をお取り頂くことになります。予約枠には制限がありますので、受診までに日数がかかります。あらかじめご了承ください。 詳しいことは女性総合診療部へお問い合わせください。 また、凍結胚移植やがん治療者のためのリプロダクション外来受診の方は別途ご相談ください。
生殖医療センターについては、こちらをご参照ください。
メディア掲載情報
メディア掲載情報
- 日付 メディア・タイトル・概要 氏名
関連著書

基礎からわかる 妊婦・授乳婦のくすりと服薬指導
酒見 智子 (著), 刈込 博 (著), 編著:山中 美智子 (その他)
ナツメ社 2015年1月
治療・予防・検査によく使われる薬を解説しています。疾患別に病態、症状、治療法、よく使う薬の妊婦・授乳婦への影響、「使用可能な薬」「推奨しない薬」などを説明しています。

よくわかる最新医学 子宮内膜症
つらい痛みをとる最新の治療法
聖路加国際病院 女性総合診療部 部長 百枝 幹雄 編著
主婦の友社 2012年7月
子宮内膜症は、子宮内膜によく似た組織が子宮以外の場所にあり、その内膜が月経周期にともなって増殖と剥離をくりかえすことによって痛みが生じます。生理のたびに痛みがひどくて薬を飲まずにいられないなら、もしかすると子宮内膜症かもしれません。実際、月経のときに強い痛みがあり、鎮痛剤を服用している人の4人に1人は子宮内膜症であるというデータもあります。病気に気づかず、症状がすすんで不妊になるケースもめずらしくありません。本書では、検査から診断、治療にいたるまで、最新の情報を紹介します。これから妊娠・出産を予定している人にあった治療法はなにか、痛みを軽くするにはどうしたらよいか、薬と手術、どちらを選ぶか……。あなたの疑問に専門医が答えます。

赤ちゃんに先天異常が見つかった女性への看護(女性に寄り添う看護シリーズ③)
先天異常・遺伝の基本的な知識と妊娠期から新生児期への支援
聖路加国際病院 女性総合診療部 医長 山中 美智子 編著
メディカ出版 2010年3月
先天異常に関連して、遺伝を含めた医学的知識を整理し、妊娠・分娩期、新生児期から育児サポートまで、先天異常の赤ちゃんをもつ女性へのきめ細やかなケアの実践を解説。また遺伝カウンセリングや周産期の母性心理の基礎知識、虐待予防など、関連する必須知識もまとめられている。

赤ちゃんを亡くした女性への看護(女性に寄り添う看護シリーズ①)
流産・死産・新生児死亡における援助の実際とグリーフケア
大阪府立大学看護学部教授 山中 美智子 編著
神奈川県立こども医療センター看護局・母性病棟スタッフ 著
メディカ出版 2009年11月
臨床において、特に看護の専門性が発揮される場面を取り上げ、医学知識を整理して、対象(女性)に寄り添った看護の展開を解説するシリーズ。流産・死産・新生児死亡を取り上げる。神奈川県立こども医療センターでのきめ細やかなケアの実践が具体的に解説されている。現場でいま一番求められている書。

子宮筋腫これで安心―知っておきたい症状・検査・治療からつきあい方まで
佐藤 孝道
小学館 2001年5月
小さいものまで含めると、いまや成人女性の3割に子宮筋腫があるといわれています。筋腫の症状といわれる過多月経や生理痛、貧血などは、女性なら一度は経験しているポピュラーなもの。ひょっとして私にも筋腫があるかもしれないという不安を抱く女性は少なくないでしょう。筋腫は良性と知っていても、不妊や流産の原因になるのではと疑ったり、悪性に変化する危険性もはらんでいます。また、子宮全摘といった治療法にもかなりの抵抗感を抱いているはずです。そこで、本書では、子宮筋腫という病気についての基礎知識、筋腫の種類や病状にあった適切な治療法、つきあい方などを示し、女性の不安を解消していきます。

産婦人科手術指針
佐藤 孝道
中外医学社 1997年3月
本書は理想的な産婦人科手術を行うために、解剖と手術の基本から、頻度や重要性の高い26の手術手技についてその適応、術式の選択、手技のポイント、トラブル時の対処までを懇切に解説した新しい手術書である。手順の単なる羅列にとどまらず、虎の門病院産婦人科スタッフの一貫した思想のもとに各手術に必要な知識を有機的にまとめたものである。

産婦人科臨床指針
佐藤 孝道(編集)
中外医学社 1992年1月
虎の門病院で実際に行われている診療の指針を記載し、産婦人科の基本的な診療から最新の高度な医療まで、経験に照らして解説。鑑別診断や治療指針が具体的に記述されるなど、臨床の現場で即座に使えるよう工夫されている。

実践 妊娠と薬―1,173例の相談事例とその情報
林 昌洋、佐藤 孝道、白土 道雄、加野 弘道
薬業時報社 1992年12月
本書は、妊娠中の婦人に対する服薬指導の実務書として、催奇形作用を中心に胎児への影響の予測の方法をまとめたものである。