HbA1c<7.0%にコントロールできている患者さんの比率を、担当している医師別に分析した結果、医師によってコントロール率にかなりのバラツキがあることがわかりました。(図A)
更に詳細な内訳を見てみると、高いコントロール率の医師は、糖尿病を専門としている医師が多く、低いコントロール率の医師は糖尿病を専門としていない医師(非専門医)が多いことがわかりました。
そこで、血糖値の高い患者さんに処方している血糖降下薬の種類を医師別に見たところ、こちらも医師ごとにバラツキがあり、専門医と非専門医では、その処方内容に大幅な違いがあることがわかりました。(図B)
上記の分析から、私たちは以下のような仮説を立てました。
非専門医の血糖降下薬の処方内容を変更する(=専門医に準拠する)ことで、コントロール率を改善することができるのではないか。