病院全体では、HbA1cが6.5%未満にコントロールされている患者さんの比率が2006年の29.6%から2007年には38.9%に改善されました。また、HbA1cが7.0%未満にコントロールされている患者さんの比率は2006年の51.0%から2007年には62.5%へと改善されました。
図1は、当院での年ごとの血糖降下薬の種類別処方割合を表したグラフです。勉強会を開催した後、A錠やD錠の処方割合が減少し、反対にB錠やC錠の割合が増加したことが分かります。専門医が紹介したガイドラインが、勉強会を通じ、非専門医の間にも浸透した結果だと言えます。
勉強会に参加した非専門医の一人であるC医師のコントロール率が、勉強会の後で劇的に改善しました(図2)。また、同医師が処方している薬剤の内容も、勉強会前後で大きく変わっていることがわかりました。