HbA1cは、過去2~3か月間の血糖値のコントロール状態を示す指標で、正常値は5.8%以下とされています。糖尿病の患者さんの血糖コントロールは、 HbA1cが6.5%以下であれば「良好」とされ、7.0%以下であれば「可」とされます。糖尿病による合併症を予防するためには、HbA1cを6.5% 以下に維持することが勧められます。
当院の非専門医を含めた病院全体の値※は米国の平均値を大幅に上回っており、しかも毎年改善してきています。重症な入院患者さんも多い当院の条件を考えると、良好な診療内容だと考えられます。
それぞれの患者さんに合った薬を正しく選択し、量を調整することや、重症患者さんにおいても血糖値を正常値に近づけるため、インスリン量を微調節することで、さらなる改善が期待されます。
※当院に3か月以上通院されている患者さんを対象に、1年間のコントロール状況を数値化しています。