事前予約制の導入、予約枠の見直し、予約センターの開設、総合医療相談室の開設により、外来待ち時間は5年前に比べて約5分間、短縮されました。
これらの取り組みによって、紹介状を持って来られる患者さんや、病院と診療所を上手く使い分けられる患者さんの数が増えてきました。急性期病院である聖路加国際病院と、日常診療を担う「かかりつけ医」の役割分担が明確になってきたのではないかと思います。
また、これらの取り組みを始めてから、外来待ち時間に関する苦情が少なくなりました。数値上ではたった5分間の待ち時間短縮であり、改善の余地はまだまだありますが、病院が待ち時間短縮の為に積極的に取り組んでいることが患者さんに伝わったからではないかと考えています。