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肺がん
治療方法
定位放射線治療(SBRT)の適用と方法
腫瘍の最大径が5cm以内の比較的な小さな肺がんに対して、高線量を腫瘍近傍のみにピンポイントで照射を行う体幹部定位放射線治療(Stereotactic Body Radiation Therapy; SBRT)を実施しています。
この治療方法は様々な方向から病巣に対して放射線を集中して照射を行い、周囲の正常組織の線量を下げることが可能になります。通常の放射線治療と違い、狭い範囲のみを治療するため、副作用が少なく、肺機能が低下して手術のできない方にも行えるという特徴があります。
スケジュールとしては主に48Gy/4回で実施しています。治療計画用CTを撮影してからおおむね2週間ほどで治療まで終えることが可能です。そのため通常の照射と比較して大幅に治療期間が短くなります。1回の治療にかかる時間は30分~1時間程度になります。