院長&先輩メッセージ

ジュニアレジデント(小児科プログラム)

中谷 諒

中谷 諒

卒業年:2017年 卒業大学:順天堂大学 選択コース:小児科プログラム

中谷 諒

聖路加国際病院を選んだ理由

上級医の姿に成長できると確信

私が聖路加国際病院を選んだ理由は大きく2つあります。1つ目は、非常に教育的な病院であるということです。他の病院と比べてもカンファレンスの数が多いと思いますし、日常業務の間に時間をつくってジュニアレジデントを指導する上級医の姿を目の当たりにして、そのような環境に飛び込めばきっと成長できると確信しました。2つ目は、日本にいながらにしてさまざまな国籍の患者さんを診察できることです。これは聖路加国際病院でなければ経験できないことであると思いますし、多様な背景の方を診させていただくことは自分の英語力だけでなく考え方の幅も広がると考えています。

印象に残っているできごと

患者さんから得た経験は決して忘れない

ジュニアレジデント1年目に小児科をローテーションしているときに右手が不自由な少女がいました。いつもは左手で字を書いたり箸を持ったりしていましたが、病気と闘いながらも懸命に右手のリハビリを行っていました。2ヶ月間担当させていただいた最終日に彼女から右手で書いた手紙をいただき、けなげな彼女の思いに感銘を受け、小児科医を志すうえで礎をいただいたような思いがしました。これから彼女のような子どもたちの命を預からせていただくうえで、私はこの患者さんから得た経験を決して忘れてはならないと思っています。

後輩へのメッセージ

「医者の不勉強は患者を不幸にする」の言葉を大切に

聖路加国際病院では多様な症例を経験することができ、様々な場面で熱心な指導医からレクチャーを受けることができる最高の環境が待っています。あとはそれをどのように実際の患者さんにアウトプットするかは自分の努力次第ではありますが、優秀な同期に囲まれてきっと楽しくて充実した2年間を送ることができるはずです。「医者の不勉強は患者を不幸にする」という言葉を私は大切にしており、ぜひ皆さんと一緒に切磋琢磨して良医を目指していけたらと思います。患者さんにとって最善の医療を提供できるよう私も日々努力していますので、志をともにする皆さんと一緒に働くことができることを心待ちにしています。

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