聖路加国際病院では、 Quality Indicator(QI)を比較・数値化し公開いたします。

改善策

褥瘡発生率

  1. 指標
  2. 要因分析
  3. 改善策
  4. 結果
  5. まとめ

褥瘡発生率

チームによる褥瘡ケアの実践の写真

チームによる褥瘡ケアの実践

かつて、「褥瘡は看護の恥」と言われていた時代がありました。しかし、現在ではその考え方は改められ、当院でも、褥瘡対策は看護師だけではなく、医師・看護師・栄養士・薬剤師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・ソーシャルワーカーなどがチームを組んで展開するべきであるという考えのもと、新たな取り組みを行っています。

2008年度の具体的な活動内容は以下の通りです

1)重点診療科・病棟での対策の実施

  • ・緩和ケア病棟での1時間程度のミニレクチャーの開催
  • ・呼吸器内科患者が多い病棟での、新しい高機能型体圧分散
    寝具の試用

2)新しい体制(形成外科医師、皮膚科医師、皮膚・排泄ケア認定
看護師、管理栄養士)での褥瘡回診の開始

3)職員教育の強化

  • ・看護師対象の、段階を踏んだ褥瘡関連の看護コース(計6回、参加者 347名)
  • ・NST(栄養サポートチーム)主催「褥瘡と栄養」学習会
  • ・全職員対象の褥瘡クラス(参加者 74名)

4)褥瘡ケア検討会の定期開催(月1回、メンバー30名)