当院の「処置テンプレート記入率」は以下の計算式で求められます。
左の図は、この分母と分子の関係を表したものです。青い円で示されている「処置の依頼が出されている件数」と、赤い円で示されている「処置テンプレートに記載がある件数」の両方が分かって初めて、指標である「処置テンプレート記入率」が算出できます。
領域Aは、処置の依頼が出されているにも関わらず、処置テンプレートに記載がされていない処置の件数です。領域Cは、依頼が出されていないにも関わらず、処置テンプレートには記載があるものです。そして領域Bが、依頼も出され、処置テンプレートへの記載も行われている理想的な姿です。この領域Bを最大化することが、本指標改善のゴールとなります。
従って、我々が取り組むべきは、領域Aと領域Cに含まれる件数を少なくすることです。領域Aを減らすには、行った処置についてのテンプレート記入の徹底をすることが必要です。一方、領域Cを減らすためには、行った処置に対する実施の登録を徹底することが重要になります。