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その他の血液浄化療法
急性血液浄化療法
重症急性膵炎・多臓器不全
重症急性膵炎あるいは多臓器不全の状態では腎臓の働きも低下することが多いため、持続的血液濾過透析(CHDF)などで腎臓の手助けを行います。
敗血症性ショック
グラム陰性桿菌という種類の細菌が全身の血液中に広がると、エンドトキシンという物質を作り出してショック状態を引き起こします。エンドトキシン吸着療法を行なうことで、ショック状態から回復する手助けを行います。
劇症肝炎・術後肝不全
肝臓の機能が急激に低下した場合に、肝臓の機能を助けるために血漿交換や血液濾過透析という治療を行います。
急性薬物中毒における血液浄化
体内に吸収された過剰な薬物を取り除くために血液浄化療法をおこなうことがあります。
その他の内科疾患の血液浄化療法
血漿交換療法
血液中にある特定の物質が原因で生じている病気で、薬剤のみでは十分に治療できない場合に、血漿交換や免疫吸着療法などによって原因物質を取り除きます。
- 神経内科領域(重症筋無力症、ギランバレー症候群など)
- 膠原病(全身性エリテマトーデス、悪性関節リウマチなど)
- 血小板減少性紫斑病、溶血性尿毒症症候群
- 家族性高脂血症、閉塞性動脈硬化症
血球成分除去療法
下記の病気で重症あるいは難治性の場合に、活動性を低下させる目的で行います。
- 潰瘍性大腸炎
- 関節リウマチ