聖路加国際病院

St Luke's International Hospital

泌尿器科

泌尿器科のお知らせ

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女性泌尿器科診療のご紹介

はじめに

これまで泌尿器科は男性が行くものという印象が強く、トイレの悩みを婦人科や内科で相談された女性もいらっしゃるのではないでしょうか。しかしうまく治らずにいくつもの病院を転々とされている方も大勢おられます。聖路加国際病院ではトイレの悩みをお持ちの女性が相談できる窓口を用意いたしました。

当院の女性泌尿器科外来の特徴は以下になります。

  • ①なるべく薬を使わずに治す
  • ②薬の治療はできるだけ短期間で終わる
  • ③手術は多くの方法から選ぶ

①なるべく薬を使わずに治す

尿失禁や骨盤臓器脱は年齢とともに増加する病気ですが、トイレを少し我慢することやダイエットをするだけで治ってしまう方もおられます。排尿機能認定医が我慢できない理由を相談するとともに、ダイエットが難しい方には栄養士からの食事指導もさせていただきます。

②薬の治療はできるだけ短期間で終わる

トイレを我慢したり、ダイエットを心がけても悩みが解決されない方にはお薬の治療が必要となります。しかし病院でお薬をもらっても余っているというお話をよく耳にします。一説には「1年間で排尿の薬の継続率は約20%」という報告もあります。これは薬が適していない、または症状が治っているのに漫然と処方されていることが原因と考えられます。
当科では薬を開始されて症状が改善した場合にはできるだけ早く終了することをお勧めしております。夏は薬をやめて、寒くなったら服用を再開するかたもおられます。

③治療方法はできるだけ多くの選択肢から選ぶ

女性のトイレの悩みを解決するために手術が必要になることもあります。
尿失禁の治療として1995年頃から人工テープを使う術式が開始され、その後に骨盤臓器脱のメッシュ手術が行われるようになることで、女性の泌尿器科疾患の治療成績は大きく向上いたしました。最近ではロボットによる手術方法やボトリヌス毒素を用いた過活動膀胱治療も開始されております。次々に新たな治療が登場する女性泌尿器科の分野ですが、時には術後合併症を起こすこともあり、海外では専門施設での治療をうけるよう強く勧められています。

聖路加国際病院では、手術が不要なリングペッサリー自己着脱の指導、メッシュを使わない臓器脱治療から腹腔鏡手術、最新のロボット手術まで幅広い選択肢を提示して治療方法を選んでいただくことが可能です。大切なご自分の体のことですから、後悔しない方法を選んでください。

下記の症状に心当たりがある方はぜひご相談ください

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