麻酔科
特色・概要
「麻酔のプロになるための三本柱は、症例、教育、研究です。聖路加国際病院で、是非その全部を体験してください。」
- ○豊富な症例数
- 6,500件という大学病院に匹敵する症例数を誇り、3次救急対応の救命救急センターからの症例、先進的医療(TAVI, DaVinci手術など)、心臓大血管、産科、小児、胸部外科、脳神経外科、無痛分娩、術後疼痛管理(Acute Pain Service)、合併症症例(妊娠合併非産科手術、先天性心疾患合併患者の非心臓手術など)、神経ブロック症例など幅広い症例が経験できます。
- ○教育
- 小児麻酔、心臓麻酔、産科麻酔、区域麻酔それぞれのスペシャリストからの手厚い指導を受けられます。心臓麻酔、産科麻酔の講義、症例検討やBasic of Anesthesia の講義で麻酔の基礎から応用まで学ぶことができます。また、学んだことはすぐに現場で生かせる環境が整っております。そして、それを助けるきめ細やかなサポートやアドバイスを提供するメンター制度があります。
在籍医師数28名、指導医7名、専門医12名からの充実した指導を受け、国内、海外の学会発表の機会もあります。 - ○勤務体制
- 専門医と専攻医を組み合わせた3人体制による当直で夜間の緊急手術は直接上級医からの指導を受けながら経験を積むことができます(月4~5回程度)。24時間体制の無痛分娩にも対応しており、上級医の指導のもと妊婦に対する硬膜外穿刺などを安全に経験することができます。
- ○ローテーション
- 一般、区域麻酔 東京女子医科大学
小児麻酔 都立小児総合医療センター
産科麻酔 順天堂大学医学部付属病院
心臓麻酔 ニューハートワタナベ国際病院、榊原記念病院
疫学統計センター 聖路加国際大学
集中治療室 聖路加国際病院 - ○研究
- 希望者は指導医とともに臨床研究を行うことや、社会人大学院に入学することで早期の学位取得を目指すことも可能となります。
また、疫学統計センターのローテーションを行うことで充実した統計のトレーニングを行うこともできます。 - ○医局の雰囲気がよい
- 各専攻医の性格や生活まで考慮に入れた、テーラーメイドの研修を受けることができます。若い医師の成長を医局の皆で喜ぶアットホームな環境です。
統括責任者よりメッセージ
聖路加国際病院麻酔科では、世界水準の麻酔診療、教育、研究を目指しています。心臓、産科(無痛分娩管理を含む)、胸部、脳神経、小児など幅広い麻酔症例を経験でき、小児病院、心臓専門病院などへのローテーションや将来の海外留学へのアプリケーションもお手伝いします。心臓麻酔は弁置換、オフポンプバイパス、透析合併症例、TAVIなどの最先端の症例を経験でき、専攻医卒業年までにはJB−POT(日本周術期経食道心エコー認定試験)を受験します。
また、グランドラウンドなどのレクチャーや症例検討、他科との合同カンファレンス等々、教育体制も充実しており、切磋琢磨できる環境が整っています。
明るい医局、優秀な指導医、外科医との風通しがよい環境での4年間は生涯忘れ得ぬ経験になることだと思います。やる気のある皆さんの応募をお待ちしています。
取得可能な専門医資格
- 厚生労働省認定 麻酔科標榜医
- 日本麻酔科学会 認定医
- 専門医機構 専門医
- 日本麻酔科学会 指導医
- 日本心臓血管麻酔学会 専門医
- 日本周術期経食道心エコー認定試験(JB-POT)
- 日本区域麻酔検定試験(JRACE)
- 小児麻酔学会認定医
- ACLS
- PALS
- NCPR
診療についての特徴
聖路加国際病院の手術室は15室あり、心臓外科や小児外科症例、先進医療まで幅広い症例が経験できます。 留学経験者も多数在籍し、国際病院ならではの患者層であり語学のトレーニングも可能です。
挿管・硬膜外カテーテル留置・中心静脈カテーテル留置、神経ブロックなど、様々な手技を行う事ができるので、卒業の頃にはかなりのレベルに到達でき、緊急症例や合併症のある症例の麻酔もある程度独立して担当できます。心臓血管麻酔・産科麻酔・小児麻酔・集中治療などを経験することで将来その領域へ進む足がかりとなるトレーニングができます。
また、手術室外の麻酔科の活動も活発でAPS(Acute Pain Service)や産科麻酔、消化管内視鏡の鎮静も積極的に行っております。
更には、周麻酔期看護師が麻酔科チームの一員として診療の手助けをするため、専攻医は聖路加での4年間を通してプロフェッショナルとして成長するための研修に専念できます。
心臓麻酔・心臓エコーのトレーニング
術中胸部聴診
難症例がうまくいった日
恩師と学会発表
どんな症例でも笑顔で麻酔できるようになる