専門研修

皮膚科

特色・概要

皮膚科専門研修プログラム(PDF)

皮膚科は内科や小児科,産婦人科など,様々な科と関連することが多く,皮膚症状から内科疾患を見出すこともしばしばである。当科の特色は膠原病や血管炎の豊富な診療経験を持つスタッフが揃っていることが特徴で,専攻医の研修においても皮膚から全身がみえる皮膚科医になることを目標としている。また、皮膚科医として重要な軟膏療法、および包帯保護法の習得、豊富な治療機器を用いた紫外線治療やレーザー治療、そして週2回の手術も行っており、皮膚科医として必要な幅広い診療経験と治療実技を確実に学ぶことができる。
他科とのカンファレンスも充実しており,膠原病内科とのカンファレンス,形成外科,放射線診断科,病理診断科を交えた4科合同カンファレンスも定期的に開催しており,他科と領域の繋がる皮膚疾患について,しっかりと,かつ幅広く学ぶことが可能である。

統括責任者よりメッセージ

当科の研修は,将来先生達がどこに行っても通用するような,皮膚疾患の診断,治療を身に着けることができる数少ないプログラムだと思います。決して楽な研修先ではありませんが,生涯の仕事として皮膚科を選択する先生には,是非応募してください。共に学んで,皮膚科学の醍醐味を味わいましょう!

取得可能な専門医資格

  • 日本皮膚科学会認定専門医

診療についての特徴

入職後の始めの1ヶ月は外来見学や病棟業務の習得をしてもらう。実際に診療を行うことが皮膚科医としての上達の近道なので,その後は早期に外来診療も開始してもらう。当然,はじめはわからないことが多いと思うので,上級医を交えた診療、治療方針決定を行っている。
膠原病や血管炎は皮膚症状を主訴に来院することが多い。当科では診療経験豊富なスタッフが多数の患者さんを診察しており、皮膚症状から膠原病を疑う診断のポイントや各種抗血小板剤や免疫抑制剤を用いた治療など、当科でなければ学べないことが多い。
当科は全身型Narrow band UVB治療機器、エキシマランプ、ターゲット型エキシマランプの3種類の紫外線治療機器を保有しており、尋常性白斑や尋常性乾癬などに対する豊富な治療実績がある。また、シクロスポリンを用いた全身療法、および生物学的製剤を用いた乾癬の治療経験もきわめて豊富であり、日本でも有数な病院である。
また,週2回の手術日以外にも外来手術や皮膚生検を数多く行っており,皮膚病理の検討会も毎週行っている。実際に組織所見を自分でプレゼンテーションしてもらうことで、皮膚病理を習得してもらい、皮膚所見から皮膚病理組織所見が思い浮かぶような、スペシャリストとしての皮膚科医を目指してもらう。さらに陥入爪のワイヤー治療なども積極的に行っており、幅広い実技習得と診療経験習得を行うことが可能である。

  • 組織カンファレンス風景

  • 皮膚科スタッフ写真

専攻医 学会発表・論文報告実績

2021年度 専攻医学会発表数

  • 髙見澤 美月:2
  • 髙橋 美乃里:2
  • 池村 澄枝:1
  • 曽田 朋子:1

2021年度 専攻医論文報告数

    • 薄井 利大:1
    • 池村 澄枝:1
    • 奥澤 愛美:1
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