舌がんは原発巣の大きさにより切除範囲が異なる。
切除範囲が小さければ縫縮(縫い合わせること)が可能であるが、機能性を考えポリグリコールを材料とした吸収性組織補強材や自身の皮膚を張り付けることもある。また切除範囲が大きければ、血管柄付き皮弁(血管を付着したまま採取した皮弁)等を顕微鏡下で縫合する再建手術が必要となる。
腫瘍の進展が進んでいれば、下顎骨を同時に切除することもある。また、頸部リンパ節に転位している場合は病巣の切除と同時に頸部廓清術を行う。
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