聖路加国際病院

St Luke's International Hospital

放射線腫瘍科

放射線腫瘍科のお知らせ

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診療内容

診療内容・特徴

特徴・特色

医師はすべて日本放射線学会治療専門医かつがん治療認定医であり、頭頸部腫瘍から小児腫瘍に至るまで幅広い悪性腫瘍を扱っています。

2015年のリニューアルに伴い高精度放射線治療装置を導入・整備いたしました。これにより標準治療から高精度放射線治療まで様々な治療が可能になりました。

放射線腫瘍科では専門性の高い知識と技術を有する診療放射線技師、医学物理士および看護師、看護助手、受付といった様々な職種が連携してチーム医療を実践しています。医師は日本放射線学会の治療専門医であり、診療放射線技師は放射線治療の品質管理者のもと質の高い治療を提供することを心がけています。放射線治療専従の医学物理士により品質保証および管理を行っております。看護師は放射線治療に特化し、専門知識によるケアだけでなく心理的なサポートも行っております。
放射線治療は全身の様々な腫瘍に対して有用性を示す知見が示されており、手術、抗がん剤と並ぶがん治療の重要な治療法になります。乳がん治療の症例数は全国的にみても有数(年間500件程度)で、豊富な経験を有します。乳房全体に均一に線量が投与されるように、Field in Field(FiF)テクニックを使用した治療を行っています。心臓への照射のリスクがある左乳がんに対しては、深吸気息止め照射(DIBH※1)の提案も行っています。また、前立腺がんに対しては強度変調放射線治療(IMRT※2)や密封小線源永久挿入治療などの複雑な手技を行っています。比較的小さな肺癌に対しては定位放射線治療(SBRT※3)も外来ベースで実施しています。

当科では、放射線治療を行う診療放射線技師にも女性スタッフを多く配置し、女性の患者さんの治療時には少なくとも1名の女性診療放射線技師が対応できるよう配置しております。
毎日訪れる患者さんのために、少しでも安心して、快適に放射線治療が受けられるよう取り組んでおります。

※1:Deep Inspiration Breath Hold
※2:Intensity Modulated Radiation Therapy
※3:Stereotactic Body Radiation Therapy

放射線腫瘍科の看護師の役割についてはこちらこちらをご覧ください

対象疾患・得意分野・専門分野

をはじめとする、悪性腫瘍全般に対して治療を行っております。
主な疾患も合わせてご覧ください。

がん診療連携拠点病院

当院は地域がん診療連携拠点病院として認定されています。
詳しくはがん診療連携拠点病院としての取り組みをご参照ください。

日本放射線腫瘍学会認定施設

当院は日本放射線腫瘍学会の認定施設(安全かつ高精度の放射線治療を行う上で、定められた基準を満たす施設のこと)としての認定を受けています。

認定資格等

  • 放射線治療専門医
  • がん治療認定医
  • 医学物理士
  • がん放射線療法看護認定看護師
  • 放射線治療専門放射線技師
  • 放射線治療品質管理士

治療開始までの流れ

1. 放射線腫瘍科での診察

医師による診察を行います。治療の内容(目的、治療方法、副作用等)について説明します。

2. 治療計画用CT

治療のための照射方向や範囲を決めるためのCTを撮影します。毎回同じ姿勢を保つことができるよう患者さん専用の固定具を作成したり、補助具を選択したりします。
また、位置決めのために体に専用マジックで印を書きます。

3. 治療開始

治療は平日の週5日同じ時間に行います。
治療時間は照射方法によって15分から1時間程度になります。原則として休日・祝日はお休みになります。予定等でご都合がつかない場合はご相談ください、調整いたします。

4. 治療中・後の診察

治療中は週1回の放射線腫瘍医による診察と、看護師・放射線技師による患者さんの体調の確認や問診を行います。
治療終了後も経過観察を行うため定期的な診察を行います。

実績・治療装置

治療実績

治療装置

  • リニアック1室

    ・Clinac iX (Varian社製)
     - On Board Imager (OBI)
     - 体幹部イメージガイドポジショニングシステム:ExacTracシステム(Brain Lab社製)

  • リニアック2室

    ・Clinac 21EX (Varian社製)

  • CT室

    ・放射線治療専用CT:LightSpeed RT16(GE社製)

  • 全身照射用寝台

    ・TBIベッド
    1時間程度かかる白血病の放射線治療の間、少しでも楽に感じていただけるようにDVDプレイヤーを備え、寝ながらでも見ることができるモニターを設置しています。

  • ・前立腺小線源治療装置 VariSeed(Varian社製)
    ・放射線治療計画装置
     :Pinnacle3 (Philips社製)7台
     :RayStation (RaySearch社製)3台
    ・呼吸同期システム:Real-Time Positioning Management System; RPM System(Varian社製)

受診案内・セカンドオピニオン

受診案内

当院で受診を希望される方

聖路加国際病院では、事前予約制を導入しております。
当院での受診を希望の方は原則、他院からの診療情報提供書(紹介状)が必要となります。
紹介状をご持参の方はお手元にご用意の上で予約センター(電話03-5550-7120)にご連絡ください。
※他院等で「がん」の確定診断がされており、治療目的で受診を希望される場合は、予約時にお申し付けください。

詳しくは外来受診案内をご参照ください。

セカンドオピニオンとは

セカンドオピニオンとは、「患者さんが現在治療されている病院での診断や治療方針について、他の病院の医師に意見を聞く」ということです。
聖路加国際病院のセカンドオピニオン相談は、現在他院で受けて診断や治療方針に関してご意見を申し上げることを目的としています。そして必ず元の医療機関にお戻りいただきます。そのため、当院での治療や検査、入院をご希望される場合でも、相談後に元の医療機関にお戻りいただき、改めて当院での治療を希望する旨の紹介状を医師に書いていただくことになります。

放射線腫瘍科では、放射線治療の対象となる疾患全般においてセカンドオピニオンを行っております。

ご利用方法等の詳しい内容はセカンドオピニオンをご参照ください。

看護師・医学物理士

看護師の役割

問診

準備中

ケアについて

準備中

放射線治療品質管理室

放射線治療品質管理室の取り組み

放射線腫瘍科内に放射線治療品質管理室を設けており、常勤の医学物理士が在籍しております。
日々の治療を安全に安心して行うために、患者さんに照射される放射線量が計画通りであるか確認を行ったり、放射線治療装置が正しく動作しているか点検を行ったりしています。

治療プランの検証

治療計画用コンピュータで計算された患者さんに照射される放射線量が、放射線治療装置から正しく照射されているか測定機器を用いて検証を行っております。

放射線治療装置の管理

放射線治療装置を安全に使用するため、様々な項目において定期的な品質管理を医学物理士と診療放射線技師が行っております。

放射線治療品質管理小委員会

放射線治療に携わる様々な職種(医師、診療放射線技師、医学物理士、看護師、総務課)が参加し、高精度な放射線治療を安全に実施するための治療体制の整備、品質の担保および精度向上を目的として会議を開催しております。
その取り組みの1つに、放射線治療装置から出力される放射線量を外部機関による第三者評価によって精度を担保しています。

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スタッフ紹介

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外来スケジュール表

医師名/曜日
河守 次郎    
板澤 朋子    

スタッフの詳細情報は名前をクリックしてください。

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トピックス

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メディア掲載情報

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論文情報

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日付 雑誌名 論題 発表者
2018年3月 J Radiat Res. Determination of the appropriate physical density of internal metallic ports in temporary tissue expanders for the treatment planning of post-mastectomy radiation therapy. Mizuno N, Takahashi H, Kawamori J, Nakamura N, Ogita M, Hatanaka S, Yamauchi R, Hariu M, Sekiguchi K.
2017年8月 Am J Clin Oncol. Definitive Stereotactic Body Radiotherapy (SBRT) for Extracranial Oligometastases: An International Survey of >1000 Radiation Oncologists. Lewis SL, Porceddu S, Nakamura N, Palma DA, Lo SS, Hoskin P, Moghanaki D, Chmura SJ, Salama JK.
2017年6月 Phys Med. Variation of the prescription dose using the analytical anisotropic algorithm in lung stereotactic body radiation therapy. Kawai D, Takahashi R, Kamima T, Baba H, Yamamoto T, Kubo Y, Ishibashi S, Higuchi Y, Tani K, Mizuno N, Jinno S, Tachibana H.
2017年1月 Jichi Medical University Journal Effect of Contrast Medium on Dose Distributions in Radiotherapy of Bone Tumor After Percutaneous Vertebroplasty: A Phantom Study. Akahane K, Mizuno N, Takahashi H, Yamauchi R, Hatanaka S, Takahashi Y, Tanaka O.
2016年3月 Clin Oncol (R Coll Radiol). Neuropathic Pain Features in Patients with Bone Metastases. Nakamura N, Takahashi O, Zenda S, Kawamori J, Ogita M, Onozawa M, Arahira S, Toshima M, Motegi A, Hirano Y, Hojo H, Akimoto T.
2015年2月 J Palliat Med. Factors that delay treatment of symptomatic metastatic extradural spinal cord compression. Tsukada Y, Nakamura N, Ohde S, Akahane K, Sekiguchi K, Terahara A.
2014年7月 J Radiat Res. Utility of Smart Arc CDR for intensity-modulated radiation therapy for prostate cancer. Hatanaka S, Tamaki S, Endo H, Mizuno N, Nakamura N.
2014年6月 J Breast Cancer. Effects of geometrical uncertainties on whole breast radiotherapy: a comparison of four different techniques. Nakamura N, Takahashi O, Kamo M, Hatanaka S, Endo H, Mizuno N, Shikama N, Ogita M, Sekiguchi K.
2014年4月 J Med Imaging Radiat Oncol. Gas in the rectum tends to reduce during radical external beam radiotherapy for localised prostate cancer. Nakamura N, Hatanaka S, Takahashi O, Mizuno N, Endo H, Tamaki S, Shikama N, Ogita M, Kawamori J, Sekiguchi K.
2013年11月 J Radiat Res. Variability in the point to which single direct field irradiation is prescribed for spinal bone metastases: a survey of practice patterns in Japan. Nakamura N, Shikama N, Wada H, Harada H, Nozaki M, Nagakura H, Tago M, Oguchi M, Uchida N.
2013年5月 J Radiat Res. Quantitative analysis of in-air output ratio. Miyashita H, Hatanaka S, Fujita Y, Hashimoto S, Myojyoyama A, Saitoh H.
2012年11月 Int J Radiat Oncol Biol Phys. Frequency and clinical significance of previously undetected incidental findings detected on computed tomography simulation scans for breast cancer patients. Nakamura N, Tsunoda H, Takahashi O, Kikuchi M, Honda S, Shikama N, Akahane K, Sekiguchi K.
2012年7月 Int J Radiat Oncol Biol Phys. Identifying patients who are unsuitable for accelerated partial breast irradiation using three-dimensional external beam conformal techniques. Shikama N, Nakamura N, Kunishima N, Hatanaka S, Sekiguchi K.
2012年7月 Acta Oncol. The relationship between the bladder volume and optimal treatment planning in definitive radiotherapy for localized prostate cancer. Nakamura N, Shikama N, Takahashi O, Sekiguchi K, Hama Y, Akahane K, Nakagawa K.
2012年5月 Int J Radiat Oncol Biol Phys. Patterns of practice in palliative radiotherapy for painful bone metastases: a survey in Japan. Nakamura N, Shikama N, Wada H, Harada H, Nozaki M, Nagakura H, Tago M, Oguchi M, Uchida N.
2012年1月 J Appl Clin Med Phys. Investigation of the feasibility of a simple method for verifying the motion of a binary multileaf collimator synchronized with the rotation of the gantry for helical tomotherapy. Hashimoto M, Uematsu M, Ito M, Hama Y, Inomata T, Fujii M, Nishio T, Nakamura N, Nakagawa K.
2012年1月 Jpn J Clin Oncol. Patterns of practice in intensity-modulated radiation therapy and image-guided radiation therapy for prostate cancer in Japan. Nakamura K, Akimoto T, Mizowaki T, Hatano K, Kodaira T, Nakamura N, Kozuka T, Shikama N, Kagami Y.
2012年1月 Journal of Applied Clinical Medical Physics Investigation of the feasibility of a simple method for verifying the mothon of a binary multileaf collimator synchrinized with the rotation of the gantry for helical tomotherapy Naoki Nakamura
2012年1月 Japanese Journal of Clinical Oncology Patterns of Practice in Intensity-modulated Radiation Therapy and Image-guided Radiation Therapy for Prostate Cancer in Japan Naoki Nakamura
2011年9月 Jpn J Clin Oncol. Quantification of cold spots caused by geometrical uncertainty in field-in-field techniques for whole breast radiotherapy. Nakamura N, Hatanaka S, Shikama N, Akahane K, Sekiguchi K.
2010年10月 Strahlenther Onkol. Variability in bladder volumes of full bladders in definitive radiotherapy for cases of localized prostate cancer. Nakamura N, Shikama N, Takahashi O, Ito M, Hashimoto M, Uematsu M, Hama Y, Sekiguchi K, Nakagawa K.
2010年 Leuk Lymphoma. Late relapse of extranodal natural killer/T cell lymphoma, nasal type, after more than ten years. Ishida F, Shikama N1) et al.

書籍情報

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日付 メディア タイトル・概要 氏名
2017年 金原出版 臨床放射線62巻6号
民間総合病院における放射線治療の品質保証に対する取り組み
水野統文、山内遼平
2015年 金原出版 これからの乳癌診療2015-2016
人工乳房による再建術と放射線治療に関わる諸問題
中村直樹、荒平聡子、水野統文
2015年 金原出版 臨床放射線60巻12号
放射線治療ワークフローにおけるリスク因子特定と即時フィードバックのための集計・解析システムの開発
水野統文、洞口拓磨、高橋春奈、玉木聖一
2015年 公益社団法人日本放射線技術学会出版委員会 放射線治療における位置照合とセットアップの実際
IGRT装置および関連機器
水野統文(分担)
2014年 メディカルレビュー社 症例から学ぶ乳癌最新治療ストラテジー
骨転移
中村直樹
2014年 日本医学物理士会 日本医学物理士会会報第32号
平成25年度医学物理士研究活動報告書
畑中星吾、脇田明尚、 安井啓祐、兒玉匠、藤田幸男、髙橋良、遠藤春奈、松永卓磨
2013年 メディカルレビュー社 知っておきたいがんの日常診療
放射線治療
中村直樹
2013年 金原出版 新版 前立腺癌放射線治療のすべて
骨転移
中村直樹
2013年 金原出版 新版 前立腺癌放射線治療のすべて
リンパ節転移、局所再燃など
中村直樹、赤羽佳子、関口建次
2012年 金原出版 乳腺腫瘍学
放射線療法 / 転移・再発
中村直樹、関口建次
2012年 学研メディカル秀潤社 がん疼痛マネジメント 中村直樹、関口建次
2012年 日本臨床社 日本臨床70巻増刊号7号
乳癌治療におけるQOL評価 乳房温存療法の晩期有害事象とQOL
関口建次、中村直樹、赤羽佳子、塚田庸一郎
2012年 中外医学社 詳説 放射線治療の精度管理と測定技術-高精度放射線治療に対応した実践Q&A- 畑中星吾(分担)
2011年 篠原出版 チームで学ぶ乳癌の骨マネジメント
局所放射線治療
中村直樹、赤羽佳子、関口建次
2011年 金原出版 臨床放射線56巻7号
聖路加国際病院でのVarian-Pinnacleにおける前立腺IMRT臨床導入まで
畑中星吾
2011年 医学図書出版 泌尿器外科24巻8号
前立腺がんの骨転移に対する治療 update 骨転移に対する放射線治療 エビデンスと今後の課題 
中村直樹
2011年 総合医学社 がん治療レクチャー これだけは知っておきたい!放射線治療Q&A 基本知識と最前線
臓器別の放射線治療 乳がん
赤羽佳子、中村直樹、関口建次
2011年 日本シエーリング株式会社 日獨医報55巻3・4号
【緩和ケアにおける放射線治療・IVR】骨転移 外照射
中村直樹、赤羽佳子、関口建次
2010年 金原出版 これからの乳癌診療2010-2011
転移・再発に対する放射線治療―乳癌の骨転移
中村直樹、鹿間直人、関口建次
2010年 日本臨床社 日本臨床68巻6号
【固形癌の最新治療 癌治療への新たな取り組み】 治療の新たな取り組み 放射線療法 強度変調放射線治療
中村直樹、鹿間直人、小口正彦
2010年 金原出版 臨床放射線55巻1号
原発性悪性脳腫瘍 標準治療と次世代の治療開発
鹿間直人、中村直樹

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