聖路加国際病院

St Luke's International Hospital

病理診断科

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診療内容・特徴

病理診断(病理検査)は患者さんの組織や細胞を採取して調べる検査で、組織診断、細胞診断と、死因を解明するための病理解剖があります。

よい診療を行うためには、正確、迅速で適切な病理診断が必要とされます。組織診断、剖検診断は複数の病理医によりチェックされ、細胞診断は細胞検査士が診断した後、全例、細胞診専門医がチェックします。適切な診断のために、臨床病理検討会(CPC)をはじめとした臨床科とのカンファレンスや検討、また院外コンサルテーションが活発に行われています。

対象症例・得意分野・専門分野

病理検査の対象はほぼ全科にわたります。スタッフは病理診断全般に精通しておりさらに以下のような専門分野を持っています。 鈴木(肝臓)、藤原(頭頚部)、澤田(神経、内分泌)、杉谷(肝臓)、秋山(乳腺)、林(分子生物)、生沼(循環器)、塩沢(リンパ節)、久山(口腔)

診療実績

  剖検(院内剖検) 組織診 細胞診 術中迅速診
2009年度 54(9.47) 16,168

33,142

838
2010年度 62(10.2) 15,342 31,332

730

2011年度 45(7.6) 14,909 30,578 768
2012年度 49(8.2) 15,604 32,378 912
2013年度 41(7.0) 17,484 33,360 968
2014年度 36(6.0) 17,354 33,315 1039

主な設備・検査

  • 病理解剖室
  • 組織切り出し室
  • マクロデジタルカメラ
  • 自動固定包埋機
  • 自動染色機・封入機
  • 自動免疫染色機
  • 凍結切片薄切機
  • プレパラート印字プリンター
  • 尿細胞診検体処理機
  • 光学顕微鏡
  • 蛍光顕微鏡
  • ミクロデジタルカメラ
  • カンファレンス・ディスカッションモニター
  • 電子顕微鏡
  • 超低温冷蔵庫
  • バイオクリーンベンチ
  • 臓器・標本収納室
  • 癌規約入力システム

1. 病理診断(病理検査)について

病理検査は患者さんの組織や細胞を採取して調べる検査で,組織診断と細胞診断,および死因を解明するために行われる病理解剖(剖検)があります。病理診断は最終診断となることも多く,治療方針の決定や治療効果の判定などに不可欠です。よい診療を行うためには,よい病理診断が求められます。

2. よい病理診断を行うために

  1. 正確で迅速,適切であることがよい病理診断です。
    • (a) 診断を正確にするために,複数の病理医によるチェックが行われています。細胞診断は細胞検査士がスクリーニングした後,細胞診専門医がチェックします。
    • (b) 病理検査の過程を分析して,より迅速な診断を目指し 1),治療方針の早急な決定や入院日数短縮に役立てています。
    • (c) 適切な病理診断のために,臨床科との合同カンファレンスが行われています.根拠に基づいた診断のために免疫染色などを積極的に施行しています。2)
    • (d) より専門性の高い病理診断が必要な場合には院外の専門機関へのコンサルテーション(セカンドオピニオン依頼)が行われます。
  2. 病理診断はデータベース化されています.腫瘍のデータは,院内の医療情報管理センターにて,病院のクォリティ指標の一つである「がん登録」に記録されます。
  3. 聖路加国際病院附属クリニック・予防医療センターで実施される病理検査は当科で診断されています。

3. 病理解剖について

病理解剖は亡くなられた方の死因や病気の成り立ちを明らかにするために行われます。

解剖では各種臓器が採取され,肉眼的および顕微鏡的な検査により病理診断が行われます。

採取された臓器は一定期間保存され,荼毘に付されます。

臓器の一部は顕微鏡的検査のための標本として半永久的に保存されます。

病理解剖診断は日本病理学会が発行する日本病理解剖輯報(しゅうほう)に登録されます。亡くなられた方の個人情報は登録されません。病理解剖の内容は医学的に貴重な情報であり,結果を以後の医療に役立てることも大切です。

解剖例は全例,臨床病理カンファレンス(clinicopathological conference, CPC 3))で検討されます。CPCでは臨床的な疑問点,画像診断,病理診断が示された後,総合的な検討および疾患に関連したレクチャーが行われます。

  • 1) Quality indicator [医療の質]を測る vol 2, 2008
  • 2) 病理と臨床,2008, 26, No.6, 630-631
  • 3) 病理と臨床,2007, 25, No.9, 938-939

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論文情報

日付 雑誌名 論題 発表者
2011年 Gastrointestinal Endoscopy Endoscopic band ligation (EBL) for colonic diverticular hemorrhage Naoki Ishii, Takeshi Setoyama, Gautam A Deshpande, Fumio Omata, Michitaka Matsuda, Shoko Suzuki, Masayo Uemura, Yusuke iizuka, Katsuyuki Fukuda, Koyu Suzuki, Yoshiyuki Fujita
2011年 Hepatogastroenterology Effects of carbon dioxide insufflation in esophageal endoscopic submucosal dissection Masayo Uemura, Naoki Ishii, Toshiyuki Itoh, Koyu Suzuki, Yoshiyuki Fujita
2011年 Surgical Endoscopy Endoscopic submucosal dissection (ESD) for gastrointestinal carcinoid tumors Shoko Suzuki, Naoki Ishii, Masayo Uemura, Gautam A. Deshpande, Michitaka Matsuda, Yusuke Iizuka, Katsuyuki Fukuda, Koyu Suzuki, Yoshiyuki Fujita
2011年 Clinical Journal of Gastroenterology Salvage endoscopic submucosal dissection for recurrent esophageal squamous-cell carcinoma after definitive chemoradiotherapy Naoki Ishii, Koyu Suzuki and Yoshiyuki Fujita
2010年 Hepatogastroenterology Endoscopic resection after endoscopic hemostasis for hemorrhagic gastric cancer. Shino Uchida, Naoki Ishii, Shoko Suzuki, Masayo Uemura, Koyu Suzuki and Yoshiyuki Fujita
2010年 Clinical Journal of Gastroenterology Superficial tumors involving terminal ileum treated by endoscopic submucosal dissection Naoki Ishii • Takeshi Setoyama • Michitaka Matsuda •Shoko Suzuki • Masayo Uemura • Yusuke Iizuka • Katsuyuki Fukuda • Koyu Suzuki • Yoshiyuki Fujita
2010年9月 Surgical Endoscopy Endoscopic submucosal dissection witrh a combination of small-cariber-tip transparent hood and flex knife for superficial esophageal neoplasia. Is it safe for elderly patients? Naoki Ishii, Shino Uchida, Toshiyuki Itoh, Noriyuki Horiki, Michitaka Matsuda, Takeshi Setoyama, Shoko Suzuki, Masayo Uemura, Yusuke Iizuka, Katsuyuki Fukuda, Koyu Suzuki, Yoshiyuki Fujita
2010年8月 Surgical Endoscopy Endoscopic submucosal dissection witrh a combination of small-cariber-tip transparent hood and flex knife for large superficial colorectal neoplasia including ileocecal lesion. Naoki Ishii, Toshiyuki Itoh, Noriyuki Horiki, Michitaka Matsuda, Takeshi Setoyama, Shoko Suzuki, Masayo Uemura, Yusuke Iizuka, Katsuyuki Fukuda, Koyu Suzuki, Yoshiyuki Fujita
2010年6月 Surgical Endoscopy Endoscopic submucosal dissection and preoperative assessment with endoscopic ultrasonography for the treatment of rectal carcinoid tumors. Naoki Ishii, Noriyuki Horiki, Toshiyuki Itoh, Masataka Maruyama, Michitaka Matsuda, Takeshi Setoyama, Shoko Suzuki, Shino Uchida, Masayo Uemura, Yusuke Iizuka, Katsuyuki Fukuda, Koyu Suzuki, Yoshiyuki Fujita
2010年 日本消化器外科学会雑誌 極めてまれな大腸原発悪性筋線維芽細胞性腫瘍の1例 濱中洋平, 鈴木高祐, 西尾剛毅, 小野寺久
2010年 臨床放射線 Birt-Hogg-Dubé症候群の胸部CT所見 村石懐1), 負門克典1), 松迫正樹1), 齋田幸久1), 尾辻瑞人2), 大多和正樹2), 鈴木高祐3), 瀬山邦明4)
2010年 日本超音波医学会 非浸潤性乳管癌におけるエラストグラフィ所見についての検討 河内伸江、角田博子、小野田結、菊池真理、刈田映子、松岡由紀、本田聡1)、矢形寛2)、鈴木高祐3)、齋田 幸久1)

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