聖路加国際病院

St Luke's International Hospital

乳腺外科

手術を受けるにあたって

入院前の準備

術前検査

手術に必要な検査は外来で行います。
血液検査にて一般的な検査を行うと同時に、感染症の有無や血液型の確認を行います。ほかに胸部レントゲンや心電図を行います。

下着について

術後、歩行時などにブラジャーを着けて頂く場合がありますので、ご自分の合ったブラジャーをお持ちください。再建予定の方は下着のアドバイスをします。
*その他、入院時準備するものについては、入院手続き時のパンフレットをご参照ください。

手術前は気分を和らげ、十分な睡眠を

手術前は気分が高まったり、逆に気が滅入ったりして落ち着かないかもしれません。どんな手術でも体の調子を整えておくことが大切です。気分を和らげるように努め、睡眠を十分とるようにしてください。

麻酔科外来

入院前に外来で麻酔科医の診察をお受けいただきます。

入院中の生活

入院当日

病棟看護師より説明がありますので、心配なことがあればお尋ねください。

  • センチネルリンパ節生検を受けられる方は、手術前日午後または当日朝に必要な注射と検査を行います。検査の時間は病棟の担当看護師がお知らせします。
  • 手術前に超音波検査やマンモグラフィを行って病変部位を確認し、乳房皮膚の上にマジックで印をつける場合があります。また、安全対策の面から左右確認のため乳房皮膚にマジックで印をつけます。(マジックは消えないようにしてください)
  • 前夜のうちに入浴をすませ身体を清潔にしておいてください。爪を切り、マニュキュアを落としておいてください。

手術当日

  • 手術は全身麻酔あるいは局所麻酔で行います。局所麻酔の場合も眠くなるよう薬を使い、苦痛や不安を最小限にとどめるよう配慮しています。手術時間は2時間程度です(術式等により異なります)。手術前には麻酔の準備があり、また手術後にはしばらく回復室で体の状態を観察しますので、病室へ戻るまでの時間はさらに2時間ほど長くなります。
  • 病院で用意した手術着に着替えます。身につけているものはすべて外し、貴重品はご本人で管理してください。
  • 前日に入室の予定時間をお知らせしますので、ご家族の方にお伝えください。
  • 乳房切除術やリンパ節郭清を行った場合は、手術部位の近くにドレーンが入ります。術後、排液量が少なくなったら抜去します。
  • 手術後の痛みに対しては、痛み止めを使用します。我慢しないで看護師にお申し出ください。
  • 病室に戻って2時間後から飲水が可能になります。
  • 食事や歩行は手術後の状況によって異なります。
手術当日

手術の翌日から

はじめは腕を動かしにくいかと思いますが、徐々に回復していきます。焦らず身の回りのことなどを行い、動かせる範囲を広げていきましょう。

*スケジュールは術式等によって変わります。詳しいスケジュールについては、入院診療計画書をご参照ください。

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