聖路加国際病院

St Luke's International Hospital

AYAがんサバイバーシップセンター

AYAがんサバイバーシップセンターのお知らせ

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妊娠とがんホットラインとは

  「妊娠とがんホットライン」では、がん患者さんの妊娠や出産に関するお悩みに対し、適切な情報提供、方法を提案するお手伝いをいたします。
 患者さんご自身だけでなく、ご家族の方、医療機関の方など、どなたでもご利用できます。
 当院にかかりつけではない方のご相談も承っております。
 ぜひこのホットラインをご利用ください。

妊娠とがんホットラインの利用について

妊娠とがんホットライン 電話:03-6264-2418

  • 受付時間は平日9時から17時(土日祝日、年末年始を除く)。
  • 相談は無料ですが、通話料がかかります。
  • 電話がつながらない場合は、少し時間をおいておかけ直しください。
  • 相談内容の秘密は厳守します。
  • 正確な情報を提供するために名前などの個人情報をお伺いすることがありますが、答えたくない場合はその旨をお知らせください。
  • 当センターへの受診(初診やセカンドオピニオン)のご希望がある場合は、お手伝いします。
  • 妊娠とがんホットラインでは、「妊娠とがんホットライン」カードをお配りしております。

相談できる内容

患者さん・ご家族・一般の方へ

  • がん治療開始前に将来の妊娠の可能性を残したい方
  • がん治療後の妊娠を希望している方
  • 妊娠中にがんがみつかった方

医療者の方へ

  • 妊娠とがんについて患者さんとそのご家族が聖路加国際病院の初診やセカンドオピニオンを希望している。
  • 患者さんを紹介したいが、どの診療科を受診させたらよいかわからない。

などのご相談に応じます。

妊孕性とは

男女に関わらず、人が妊娠できる力を「妊孕性(にんようせい)」と呼びます。がんの三大治療と呼ばれる「化学療法」「放射線療法」「外科治療(一部)」によって、この妊孕性や性腺機能が低下することが分かってきました。
具体的な例を挙げると、「化学療法」で用いられる抗がん剤の一部は、女性の卵巣機能障害を引き起こす可能性があります。また、男性の精子形成の過程にも影響を与え、無精子症の原因にもなるといわれています。さらに、両側の卵巣や子宮を摘出する外科手術を行った場合は、妊娠することが困難です。
がん治療により妊孕性が低下することは、患者さんの社会生活やその後の人生に影響を与えると言われています。一部の患者さんにとっては、がんを発症したこと自体と同程度の深刻さを持つ場合もあります。恋愛や結婚への影響も大きく、治療後も長い間患者さんの悩みとなる問題です。
また、妊孕性低下の問題は、小児がんを体験された方にとっても深刻な問題です。
現在は、がん治療開始前に妊孕性を温存することが可能です。
具体的な方法として、
・未受精卵凍結
・胚凍結
・卵巣組織凍結
・精子凍結
などがあります。
がん治療開始前に、ご自身の受ける治療がどのくらい妊孕性に影響するかどうかを知り、適切に専門家と相談することが大切です。

*当院では女性総合診療部で行っているリプロダクション外来で相談が可能です。
また、当院は「東京都若年がん患者等生殖機能温存治療助成事業」の指定医療機関に認定されております。本助成事業を申請予定の方は、受診時にご相談下さい。
*若年がん患者等生殖機能温存治療費助成事業(東京都福祉保健局ホームページ

妊娠中のがん治療

妊娠中にがんが見つかった場合、がんの種類や妊娠週数によっては治療と妊娠継続を同時に行うことが可能なケースがあります。もし、妊娠中にがんと診断を受けた場合、すぐに中絶を考えるのではなく医師に相談してみましょう。

*当院ではこれまで数多くの妊娠中のがん患者さんを診療してきました。妊娠中のお母さんと、お腹の赤ちゃん、二人を命を守るお手伝いをいたします。

妊娠期の抗がん剤治療ができる病院をお探しの方へ

問い合わせ先

AYAサバイバーシップセンター
03-5550-7098

平日 9時〜17時

(1F相談支援センター内)

e-mail: aya@luke.ac.jp

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