聖路加国際病院

St Luke's International Hospital

心血管センター(循環器内科・心臓血管外科)

大動脈弁狭窄とは

大動脈弁が加齢や動脈硬化などによって固くなってきちんと開かなくなってしまい、全身に血液を十分におくることができなくなってしまう病気です。症状としてはひどくなると少し動いただけで息苦しくなってトイレへ行くにも途中で休まないと歩いていくことができなくなってしまいます。

一旦弁が悪くなってしまうと薬ではもとに戻らないため、一般的には胸を開いて手術によって弁を取り換える治療が行われています。ところが、ご高齢であったり、以前に何度も手術を受けた方、肺の病気がある方など手術が不可能もしくは非常に高いリスクを伴う場合、手術が適応外となることが多く、その他の有効な治療がないため、多くの方が短い余命となっていました。

最近技術の向上によって手術をせず、より低い侵襲で大動脈弁を治療することが可能となり、手術の適応がないと判定された患者様にもこの治療によって症状や病状の改善が期待されます。ただし、この手技が可能な条件がいくつかありますのでお気軽に心血管センター外来医師にご相談ください。

大動脈弁(正常)

大動脈弁(正常)

大動脈弁(狭窄)

大動脈弁(狭窄)

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当院で行える治療法

バルーンによる治療

バルーンによる治療

足や鎖骨下の動脈から直径4mmほどのプラスチックの管を入れ、その中を通して大動脈弁拡張用の風船を入れて心臓まで運び、大動脈弁の位置で膨らまして狭くなった弁を空気の圧力を利用して拡張します。主に一時的に弁を広げるために使用されます。緊急での対応も可能です。

人工弁を入れる治療(TAVI)

足、鎖骨下の動脈または大動脈から直径6mmほどのプラスチックの管を入れ、その中から人工弁を心臓まで運んで大動脈弁の位置で広げます。新しい弁がもともとあった弁に代わって機能します。大動脈弁の狭窄と逆流両方がある場合も治療が可能で、手術で生体弁を入れた場合と同等の成績です。当院では2013年12月より治療を行っており、30名以上の方が治療を受けられて、良好な経過です。保険治療で行っております。

人工弁を入れる治療

人工弁を入れる治療

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心血管センターのお知らせ

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