聖路加国際病院

St Luke's International Hospital

リエゾンセンター(心療内科・精神科・精神腫瘍科)

診療内容・特徴

パニック障害、慢性頭痛、摂食障害のほか、不定愁訴の患者も数多く来院しています。

入院は内科開放病棟のみとなっており、うつ、摂食障害を中心に治療をおこなっています。特に神経性やせ症については2週間の短期教育入院プログラムを導入。 総合病院の特徴を生かし、身体合併症の精査、治療に力を入れています。

患者の抱える問題を、生物・心理・社会的側面から全人的に評価し解決を図っています。診断がつかずに多くの医療機関を転々としてきた患者も少なくないため、 初診には十分な時間を取るように努めています。一方、常勤医2名プラス非常勤医という少人数で多くの紹介患者さんに対応せざるを得ないため、病診連携は不可欠です。

具体的には、外来診療では、初期介入と患者の病態評価に力を入れ、ある程度の専門的評価ののち、適当なクリニックをご紹介し、入院治療では、 地域のクリニックからの入院依頼にお応えし、治療を終えたら地域のクリニックにお返ししています。こういった病診連携がスムーズに行えるよう、患者さんにも協力を仰いでいます。 すべて予約制で、初診の場合には紹介状が必要となります。

【神経性やせ症外来・教育入院プログラム】
神経性やせ症(低体重の摂食障害)は脳萎縮、骨粗鬆症など様々な体の障害をきたし、生命に関わることもある病気です。心理面ばかりが強調されがちですが、体質など身体要素もあり、 内科的治療も重要な病気です。当科では神経性やせ症を対象とした専門外来を開設し、優先して予約を取得できる体制を整えています。
また神経性やせ症という病気、ご自身の病状について患者さん、ご家族が学んでいただくために身体検査、栄養指導を中心とした10日間の短期教育入院プログラムも2007年より導入。 病気、病状を理解していただいたうえで、生活に合わせた回復方法を検討しています。
※過食症は上記の対象外です。
※ご家族だけでの相談にも対応しています。
※アルコール依存症、自傷・他害などの衝動行為、双極性障害などのある方は心療内科ではなく精神科での治療をおすすめしています。

【心身症の森田療法外来について】
当科では、心身症の治療に森田療法を応用し、太田医師による外来での森田療法を実践しています。森田療法はわが国で発展してきた精神療法のひとつです。人間には、より健康でありたい、向上発展したい、など様々な願望があります。しかしその願望と現実とは必ずしも一致しません。自らの理想と自らの現状とのギャップについての悩みは、まじめに生活している方の誰にでも生じ得ることですが、それは神経質傾向の方の特徴でもあります。また、いったん症状が始まるとその症状に注意が集中し徐々に症状が固定してしまうという悪循環も神経質傾向の方の特徴です。このような神経質傾向の方が主な森田療法の治療対象です。森田療法の原法は入院治療ですが、今日では外来治療にも応用され、その治療対象を広げてきました。心身症の症状には、動悸、息苦しさ、喉の違和感、嘔気など、様々なものがあります。症状と上手に付き合っていくにはどうしたらよいだろう?薬物以外の治療法はないだろうか?とお考えの方には森田療法をお勧めいたします。

当科をご希望の方は予約センターへご連絡ください。

  • 電話

    03-5550-7120

  • 受付時間

    8:30~16:00(平日)

対象症例・得意分野・専門分野

  • 心身症
  • 不定愁訴
  • パニック障害
  • 神経性無食欲症(拒食症)
  • 起立性調節障害

診療実績

初診患者は年間400から500人

初診患者の内訳は、不安障害25%、気分障害25%、心身症・身体表現性障害30%、適応障害、摂食障害などとなっています。

思春期から老年期まで幅広い年齢の患者さんがいらっしゃいます。

治療は薬物治療や生活指導が中心です。入院治療も必要に応じて内科病棟で行っています。内科病棟での入院治療であるため、目標を限定した、短期間の入院としています。

当科には心理士はいないためカウンセリングが必要な場合は適当な施設を紹介しています。

当科は精神科ではないため、精神保健指定医はおりません。このため、同資格を必要とする業務は行っておりません。

当科の疾患においては、患者自身の「治りたい」という気持ちが重要であり、医療機関頼みの他力本願的な気持ちでは治療効果は上がりにくくなります。統合失調症、躁うつ病、アルコール依存症、強迫神経症、不眠症、希死念慮の強い患者、自傷他害の恐れのある患者さんには精神科受診を勧めています。

診療内容・特徴

当科は、受診者の話をよく聴くことから始め、受診者の心理社会的理解とそれに基づく精神療法を伝統とする精神科で、適切な薬物療法や家族サポートも併せて行います。

対象は、うつ病、神経症(不安障害・パニック障害・強迫性障害・解離性障害など)、ストレス障害(身体疾患に伴う・心的外傷後など)、統合失調症、双極性障害、パーソナリティー障害、アルコール依存症、発達障害、認知症、睡眠障害などのメンタルな病状です。外国人の方の英語診療も可能です。

入院を必要とする場合、近郊の精神科病院等への転医紹介をします。

受診を希望される方は、電話又は窓口で予約をお取りします。他院精神科、心療内科、メンタルクリニック通院中の方は、治療継続性と移行を確かにするため、現主治医、または前主治医の診療情報提供書(紹介状)の持参をお願い致します。最近の傾向としましては、近日中ないし2週間以内の予約を入れることができます。

初診の方は、予約日に先ず精神科看護師または研修医などによるインテーク面接を受けて頂きます。これには通常45分間を要し、その後精神科医による初診があります。 担当医がその必要を認めた方については、カウンセリング(心理士、金曜のみ)を併行していただきます。

セカンドオピニオン診察(自費)も予約制で行っております。

当科をご希望の方はリエゾンセンターの精神科へご連絡ください。

  • 電話

    03-5550-7046

  • 受付時間

    9:00~16:00(平日)

精神腫瘍科とは?

サイコオンコロジー(精神腫瘍学)の第一人者が、がんと言われた後のショック・不安・うつなどに対する心のケアを担当するまだ数少ない科です。がんを慢性疾患としてとらえ、どのようにうまく病気とつきあっていくのかを一緒に考えながら、個人個人に合った治療方法を行います。当院通院中の患者さんだけに限りませんし、がん患者さんだけでなく、家族の方でもお気軽に受診してください。

診療内容・特徴

 日本では人口の2人に1人が,一生に1回はがんに罹患すると言われています。がん患者さんへの心のケアに必要性は誰もが口にしますが、具体的に心のケアをする専門家のいる病院はまだ少ないのが現状です。
精神腫瘍科では、まず、がん患者さんが告知された後のショックや不安・不眠を和らげます。この時点での治療の中心は、傾聴とカウンセリング(支持的精神療法)です。不安が強い場合にはリラクセーション法を教えたり、睡眠障害が強い場合には一時的に睡眠導入剤を使うこともあります。
実際のがん治療が始まったら、積極的に治療に参加できるようなサポーターになります。具体的には、どうしてもネガティブ思考になってしまう場合には認知行動療法を取り入れたり、不安が強い場合にはリラクセーション法に加えてイメージ療法を行うこともあります。薬が必要なうつ状態には、抗うつ剤の治療も行います。
また、同じ種類のがん患者さんが集まって話し合っていくグループ療法も開発しましたが、今は患者さんの数が多い、乳がん患者さんのグループ療法を行っています。一方、家族の方も患者さんと同様、あるいはそれ以上に、深い悲しみを体験していることもありますので、その方たちの心のケアも担当しています。
これまで精神医学と心身医学で学んだ知識や技術を駆使して、がん患者さんと家族の方を応援しています。

当科をご希望の方は予約センターへご連絡ください。

  • 電話

    03-5550-7120

  • 受付時間

    8:30~17:00(平日)

対象症例・得意分野・専門分野

  • 正常反応としての不安・うつ・不眠など
  • 睡眠障害
  • 適応障害,心因反応
  • 不安障害,パニック障害
  • うつ病

治療実績

  • 診断 : 適応障害53%、うつ病(薬剤性を含む)29%、その他18%
  • 治療方法(重複あり) : 薬物療法48%、認知行動療法25%、支持的精神療法24%、リラクセーション法7%、など。
  • 経過 : 3ヶ月以内での治癒・寛解28%など

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