肺がん手術治療
胸腔鏡手術
当院では肺がん患者さんの手術の9割以上を、胸の中を細いカメラだけでみて手術を行う胸腔鏡手術を行っています。最大のメリットは身体への負担が少ないため、回復が早く、合併症が少ないということです(当院の平均入院期間は約1週間)。
胸腔鏡手術の傷と開胸手術の傷
縮小手術
再生することのない肺は、切除すると必ず肺機能が下がります。そのため早期の肺がんでは、多くの患者さんにできるだけ肺を温存する「縮小手術」を積極的に行っています。標準手術(肺葉切除)だと片肺の3〜5割を切除しますが、縮小手術(区域切除)では片肺の1〜2割で済むため、多くの肺機能が残ります。
縮小手術と標準手術
肺マーキング
当院では、肺にあらかじめ目印をつけることで(肺マーキング)、縮小手術でも十分に必要な範囲を正確に切除できるような工夫をしています。
ロボット手術
手術支援用ロボット「ダビンチ」を使って、低侵襲なロボット支援肺がん手術も行っています(通常の保険診療です)。
- 読み込み中