聖路加国際病院

St Luke's International Hospital

コ・メディカル部

放射線科

放射線科には診断、治療、核医学の3部門があり、それぞれに放射線技師および専門医が配属されています。各科より依頼される放射線検査(一般撮影・消化管造影・特殊検査・CT・MRI・超音波断層)と治療(ライナック・電子線治療・治療計画装置)と核医学検査が行われます。

撮影された画像はすべて放射線専門医によって読影、診断されその報告書は、放射線検査を依頼した科に届けられます。各科の医師はそれぞれの立場でこれを再検討し、放射線科と臨床各科との間では、カンファランスなどを介しての緊密な連携が図られています。放射線治療の適応については治療部門の専門医が決めています。

臨床検査科

 臨床検査科では専任の臨床検査医の他、約90名の国家資格を有する臨床検査技師が、聖路加国際病院および附属クリニック・予防医療センター、聖路加メディローカスにおける採血・検体採取、検体検査、生理機能検査および輸血検査業務を担っています。

栄養科

栄養科では、入院患者の食事のすべてを管理しています。一般患者食の献立は、栄養のバランスを考慮し、塩分も9g 程度におさえ、絶えず病棟と密接に連絡をとって食事内容をコントロールし、患者の嗜好や希望もできるだけ取り入れるようにしています。

材料は新鮮で良質なものを使用しています。配膳には、冷温蔵配膳車を利用し、食事を温かいもの・冷たいものの温度を保って提供しています。

リハビリテーション科

骨折や靱帯損傷などの外傷(けが)、脳出血などの脳血管疾患や悪性腫瘍(がん)の手術後や発症後など様々な障害を持つ人の機能回復、能力向上、社会復帰を目的として専門技術による医学的支援を行っています。リハビリテーションの専門職である理学療法士(Physiotherapist)、作業療法士(Occupational Therapist)、言語聴覚士(Speech-Language-Hearing Therapist)などから構成されるリハビリテーション・チームで治療にあたっています。

詳しくはリハビリセンターのページをご覧ください

医療社会事業科

本院は1929年(昭和4年)に医療社会事業部(Social Service Department)をもうけました。これが日本におけるメディカルソーシャルワークの始まりです。以後ソーシャルワーカーは社会・心理的な問題のため治療に専念できない患者や家族の相談に乗り問題の解決に協力したり、病気回復の妨げとなったり、病気の誘因と考えられる問題を取り除くため、患者や家族と話し合いを行います。最近は、情報開示と自己決定の問題や、ターミナルの患者の相談にも乗ります。医療に直接関らないが、医師や看護婦の診療に貢献しています。

臨床工学科

臨床工学科は血液浄化療法業務を行う腎センターと、機器管理・手術室・心血管センターで診療支援を行う臨床工学室に分かれ、患者さんに安全でより質の高い医療を提供するためにチーム医療の一員として多職種と協力し日々業務を行っております。

内視鏡検査科

内視鏡技師は、消化器内視鏡診療における関連機器の管理、機器の洗浄・消毒、検査介助を担当し、技師の専門性を活かしながら内視鏡チーム医療の一役を担っています。

病理診断科

当院の病理学科は臨床側と極めて緊密な関係をもっており、C.P.C.やTissue Conference (手術材料、生検、細胞診についての病理臨床討議会)を通して、徹底的に病態や病因を追求する機会が与えられています。又、臨床の学会発表などにも協力しています。